大丈夫、君だけじゃない。野球初心者が知っておくべき作戦名講座!

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この記事では野球を始めた初心者が、監督やコーチの話を聞く上で知っておくべき作戦名を解説しています。

野球はいろいろな作戦名があります。作戦名がありすぎて初心者にとっては「何それ?」と思うものも。

しかし監督やコーチの話をさえぎって作戦名の内容を聞くわけにもいきませんよね。

そんな初心者のための「知っておくべき野球の作戦名講座」です。

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野球には作戦名がありすぎる!監督、コーチの話が意味わからない初心者へ!大丈夫、君だけじゃないよ

一球たろう
一球たろう

○○、××、~~。そして今日はエンドランについて話すけど、ランナーがスタートを切って、右バッターは…

監督。ということは、エンドランのときでも、ランナーはタッチアップをすることも…

一球たろう
一球たろう

そういうことだ。そして別の話になるが、同じバントでもスリーバントのときは…いいか!これでいこう!

はい!!(ダメだ。全然話の意味が分からなかった)

このようなことってありませんか。監督やコーチが話している野球の「専門用語・作戦名」

全然意味が分からないときありますよね。でも話をさえぎるわけにもいかないし、みんな知っているような顔しているから、自分だけ知らないってのも…

大丈夫、周りが初心者ならみんな分かった風な顔しているだけです。僕のチームの初心者たちは「タッチアップ」を理解するのに1年かかりましたから。

それまでに何度も出てきている用語なのに、です。後々野球やっていて、その作戦名を聞くのも恥ずかしいですよね。だから、初心者のみなさんはここで知っておきましょう。

明日の練習ではその作戦名を聞いても、本当の意味での「はい!わかりました」を使ってください。

君たちが「はい!」と素晴らしい返事をするので指導者は「みんな理解している」と思っています。笑

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野球初心者が分かりづらい作戦名:バント系

バントってあの「バント」ですよね。なんか違いがあるんですか?

一球たろう
一球たろう

カウントやランナーの状況によっても名前がころころ変わるのが「バント」だ。絶対にバントしなきゃいけない時があれば、しなくてよい時もある。

まず、野球の作戦名で多いのがバント系。ただの「バント」ならまだ分かるのですが、名前が全く違うのにバントするときもありますよね。

野球の作戦名として、いろいろなパターンがあるバント系が分かれば、野球初心者でもあとは何とか対応できるようになりますよ。

野球初心者が知るべきバントの作戦名①:送りバント

作戦が出される状況(セオリー) やること
アウト 0または1 バントをして転がしてランナーを一つ先の塁へ進ませる。ボールは見逃してよい
ランナー(塁) 1または2または1.2
カウント 2ストライク以外

野球の作戦名定番の送りバントです。とにかくバントで転がしてランナーを先の塁へ進塁させましょう。

自分はアウトになって構いません。もちろんセーフだとより良いです。また、2ストライクからでも送りバントの時があります。

その時は「スリーバント」と呼びます。

指導者からみると、初心者に対しても出しやすいサインです。

野球初心者が知るべきバントの作戦名②:セーフティバント

作戦が出される状況(セオリー) やること
アウト すべて 自分がセーフになるためのバント。なるべく野手が捕りにくいところに転がして、セーフを狙う。ボールはしなくてよい
ランナー(塁) すべて(いなくても)
カウント すべて(2ストライクでは少ない)

野球で使うバントの作戦名No.2はセーフティバントです。送りバントと比べると「自分がセーフになる」という点で大きく違います。

また、ランナーがいない時でもサインが出るので、初心者は注意しておかなければならない作戦です。

初心者でも足が速ければサインが出る可能性があります。

野球初心者が知るべきバントの作戦名③:スクイズ

作戦が出される状況(セオリー) やること
アウト 0または1 ストライク、ボールどちらにしても必ずバントして転がす。3塁ランナーはホームに少しスタートを遅らせた盗塁の形で突っ込む
ランナー(塁) 3または2.3または1.3
カウント 2ストライク以外

野球初心者が最もサインミスをして、怒られる可能性が高い作戦名です。初心者が怒られるパターンとしては投球がボールの際に「バットを引いてしまう」こと。

死んでも、ストライクでもボールでも、バットに当てる気持ちを持ちましょう。逆に言えば、どんな球でもバントすれば良いので気は楽に持てます。

ランナーをする際の注意点として、自分が1.2塁どちらであっても、3塁ランナー同様にスタートしてください。

送りバント同様に「2ストライク」からでも出されることがあります。その場合作戦名は「スリーバントスクイズ」と呼ばれます。

野球初心者が知るべきバントの作戦名④:ツーランスクイズ

作戦が出される状況(セオリー) やること
アウト 0または1 基本的にスクイズと同じだが、2塁ランナーもホームを狙う。
ランナー(塁) 2.3
カウント 2ストライク以外

2018年に吉田選手率いる金足農業が近江相手に繰り出した作戦ですね。基本的にスクイズと同じですが、2塁ランナーもホームを狙います。

2塁ランナーのタイミング的には、内野手がバッターランナーを1塁で刺しに投げた瞬間からが勝負です。これが決まれば、試合をひっくり返すことも可能です。

初心者が2塁ランナーにいるときは、しっかり作戦名と内容を伝えておかなければなりません。

野球初心者が知るべきバントの作戦名⑤:セーフティスクイズ

作戦が出される状況(セオリー) やること
アウト 2 セーフティバントとスクイズが組み合わさったバント。バッターならセーフティをするだけ。ランナーなら転がった瞬間にスタートを切る。
ランナー(塁) 3または2.3または1.3
カウント 2ストライク以外

そろそろ初心者にとって意味の分からない野球の作戦名が出始めた頃でしょうか。

  • バッター:セーフティバント(ボールは見逃す)
  • ランナー:打球が転がった(ここがスクイズと違う)瞬間にスタート

スクイズと名がついているので勘違いをしやすいですが、結局はセーフティバントです。中途半端にスクイズを知っている初心者は、とくにスタートを切るタイミングを間違える作戦名なので注意が必要です。

野球初心者が知るべきバントの作戦名⑥:バスター

作戦が出される状況(セオリー) やること
アウト すべて バントの構えをしておき、ピッチャーが投げ始めたらヒッティングに切り替える
ランナー(塁) すべて
カウント すべて

野球におけるバントの作戦名に入っていますが結局はヒッティングです。

バントの構えをすることで、内野に「前」を意識させることができ、その分ヒットゾーンが広くなります。また、バットをコンパクトに出しやすくなるのでバスターは、初心者のバッティングフォームの一つとしても有効です。

一球たろう
一球たろう

これがバント系の作戦名シリーズだ。今回はセオリーの状況を書き出しているが、チームによっては違う状況で作戦を出すこともある。サインを出す監督さんがどんな野球をするのかも確認しておこう。

うーん。いっぱいあるんですね。ゆっくり覚えます。

一球たろう
一球たろう

そうだな。焦らなくていい。ただ、スクイズが一番初心者が怒られる作戦だから、ここはよくおぼえておけよ!

野球初心者が分かりづらい作戦名:盗塁(スチール)系

タイトルを見ても分かりますが盗塁と言ったり、スチールと言ったりころころ作戦名は変わります。

これが野球を始めたばかりの初心者を混乱させているのかもしれません。

ただ作戦名になると、大体英語のスチールになるので、安心してください。

野球初心者が知るべきスチール系の作戦名①:盗塁(スチール)

作戦が出される状況(セオリー) やること
アウト すべて 投手が投球モーションに入ったら次の塁に走る
ランナー(塁) 1または2または1.2または1.3
カウント すべて

この作戦名は野球初心者でも多くが知っているでしょう。一つ気を付けたいのは走り出したときに次の塁を見ること。

後述するヒットエンドランとはちょっと違う点があります。また、2アウト3ボール2ストライクの状態で自分がランナー(ランナーが詰まっている状況)だったら、作戦としてサインが出ていなくても盗塁をしてください。

  • ストライク⇒チェンジ
  • ボール⇒フォアボール
  • 打つ⇒早く次の塁にたどり着ける、ファールなら打ち直し

このようにいずれにせよ、盗塁することにメリットがあるからです。

野球初心者が知るべきスチール系の作戦名②:ダブルスチール

作戦が出される状況(セオリー) やること
アウト すべて 2人のランナーが同時にスチールをする
ランナー(塁) 1.2
カウント すべて

野球を始めたての初心者にこの作戦をサインで出すと、スチールしないことがあります。とくに1塁ランナーの時です。

基本的に自分の前を走るランナーの方が守備にとっては優先ランナーなので、前のランナーがスタートを切ったら自分もスタートします。

二人走るので「ダブル」という作戦名がついている、と思いましょう。

野球初心者が知るべきスチール系の作戦名③:ホームスチール

作戦が出される状況(セオリー) やること
アウト すべて 投手が投げる前、または捕手が投手に返球するときに3塁からホームに盗塁
ランナー(塁) 3または2.3または1.3または満塁
カウント すべて

野球を何試合経験しても、かなり成功率が低く、なかなか見られない作戦名です。ただ、ホームスチールができるということは「相当守備が油断している」ということになります。

ランナーは常に次の塁を狙うのが基本です。初心者であってもその気持ちは大事ですし100%の確信があるならばやるべき作戦ですね。

野球初心者が知るべきスチール系の作戦名④:ディレードスチール

作戦が出される状況(セオリー) やること
アウト すべて わざと大きなリードを取ってけん制をもらうときや、捕手の返球の際にスチールする
ランナー(塁) 1または2または1.2または1.3
カウント フルカウント以外

初心者には難しい作戦名です。基本的に相手の隙をついたり、相手を惑わせるためのスチールです。

軟式野球のジュニアでは1.3塁で1塁ランナーがディレードスチールを仕掛けることがあります。初心者が内野手をすると、高い確率でテンぱって謎な行動をしてしまう作戦です。笑

ディレードスチールなんて初めて聞きましたよ。

一球たろう
一球たろう

まあ頻発する作戦ではないからな。基本的に惑わせたり、相手をかく乱するようなときは2人以上ランナーがいるときだ。ジュニアじゃ「トリックプレー」と言って、1.3や2.3塁の時によくやる作戦もある。

トリックプレー?

一球たろう
一球たろう

下のようなプレーだな。とにかく惑わせるプレーだ。守備の時も「トリックプレー」といったりするからややこしい。

野球初心者が分かりづらい作戦名:合わせ技系

バント、スチール、ヒッティング…いろいろな作戦を組み合わせた合わせたやっかいな作戦名もあります。

出そうと思えばたくさんあるので、初心者が知っておくべき作戦名に絞って紹介します。

野球初心者が知るべき合わせ技系の作戦名①:ヒットエンドラン

作戦が出される状況(セオリー) やること
アウト 0または1(2は少ない) 投手がモーションに入ると、ランナーはスタート、バッターはどんなボールでもバットに当てて転がす
ランナー(塁) ランナーなし以外
カウント すべて

野球初心者が間違う作戦名の一つですね。ボールを見逃してしまいます。

すべてのボールを転がしにいってください。基本的にはランナーを次の塁に進める目的がありますが、送りバントと違うのは、ヒッティングのため3バントアウトがないことです。

僕のチームでは、送りバントよりもこちらを多用します。これはチームによってもカラーが出る作戦名ですね。

注意したいのは、打球が上がってしまうランナーは戻らなければなりません。(2アウトだったらそのままゴー)

なので、スタートしたときに次の塁ではなくて、バッターの打球を見ましょう。一般的に「エンドラン」と言われるとこの作戦を指します。

またバスターからのヒットエンドランする作戦名を、バスターエンドランと言います。

野球初心者が知るべき合わせ技系の作戦名②:ランエンドヒット

作戦が出される状況(セオリー) やること
アウト 0または1(2は少ない) ヒットエンドラン同様にランナーはスタートを切るが、バッターはヒッティングしないこともある。
ランナー(塁) 1または2または1.2
カウント すべて(フルカウントもある)

野球初心者にとっては少しレベルが高い作戦名です。おそらく初心者にはなかなかサインは出ません。

基本はヒットエンドランと同じですが、バッターが打たないことがあり、ややこしい。ヒッティングにいく条件は、球種やボール・ストライクなどチームによっても変わります。

この作戦で、ヒッティングの際はゴロを必ず打ちましょう。

野球初心者が知るべき合わせ技系の作戦名③:犠牲フライ(タッチアップ)

作戦が出される状況(セオリー) やること
アウト 0または1 打球がフライになり野手が捕球(フライで)した瞬間から、ランナーはベースに戻れば次の塁を狙ってよい
ランナー(塁) ランナーなし以外
カウント すべて

野球初心者でも知っている人は多い作戦名です。僕のチームでは1年野球をやってきて、説明できなかった子どもがいますが。

作戦名というよりは、ルールを利用した進塁方法といったところでしょうか。

基本は外野手が捕球したときによく起こるプレーですが、内野手でもルール上問題はないので、守っているときは油断してはいけません。

本当に野球って作戦が多いですね。

一球たろう
一球たろう

まあ、ぶっちゃけ試合をしていく中で、怒られながら覚えていくものだ。慣れれば頭よりも先に体が反応するようになる!

そんなもんですかね。

一球たろう
一球たろう

でも監督やコーチが始動している内容を理解するには、言葉の内容も理解しなくてはいけないからな。投げて、打って、走って、捕るだけが野球じゃない。

分かりました。頑張って覚えます!

一球たろう
一球たろう

作戦名だけでなくて、このときにはこう動く、というセオリーもたくさんあるから、今後そのことにも触れていこう!

大丈夫、君だけじゃない。野球初心者が知っておくべき作戦名講座!:まとめ

野球初心者が知っておくべき作戦名は、バント系、スチール系、合わせ技系とたくさんあります。ゆっくりでいいので試合を積み重ねる中で覚えていきましょう。

分からない時は聞くのが一番ですが、本サイトで作戦名を確認することも大切です。なるべく初心者にも分かりやすい言葉を使用し、初心者に教えてきた経験を基にして書いているサイトですからね。

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