「たっちゃん」の愛称で、WBC日本代表の1番を打ったラーズ・ヌートバー選手。
ヌートバーロスになっている方も多いのではないでしょうか。
今回は、野球初心者が手本にすべきヌートバー選手のバッティングの真似すべき点を4つ紹介します。
紹介する点を真似すれば、ヌートバー選手のWBCにおける出塁率.424も夢じゃない!?
ヌートバー選手の一打席目で一球たろうはゾッコンに
監督!2023年のWBCは本当に盛り上がりましたね!個人的にはペッパーミルパフォーマンスのヌートバー選手がすごいと思いました!
本当にすごかったな。ヌートバー選手は「たっちゃん」と言われるまで人気になったしな。
俺、ヌートバー選手みたいなバッターになりたいです!
そうか!俺も、ぜひヌートバー選手のバッティングで真似してほしいところがあると思ってたんだ!
ヌートバー選手のバッティングを取り入れたら、どうなるんですか?
圧倒的に出塁率が上がるし、打率も残ると思うぞ!なにせWBC出塁率.424の好成績だからな!
すご!早く教えてください!
栗山監督の代表選手発表で、「ラーズ・ヌートバー」が出た時、ほとんどの人が「?」だったはずです。
一球たろうもそうでしたし、ニュースで経歴を聞いてもイマイチ良さが分かりませんでした。
下の阪神戦の第一打席を見るまでは…
この打席で、一球たろうは「ヌートバーいい!」となりました。
ぜひ、野球初心者たちはお手本にして欲しい。そう感じましたね。
日本では無名だったとはいえ、さすがにメジャーリーグの第一線で活躍する選手。
まさに「1番」に必要な能力を兼ね備えたバッターだと思いました。
ヌートバー選手のバッティングで真似すべき4つの点
ヌートバー選手のバッティングフォームを取り入れることで、以下の効果が得られます。
- 出塁率の向上(四球を勝ち取れる)
- 三振率の低下
- 打率の向上
1番バッターで一番大切なことは、出塁率が高いこと。
そのための要素が詰まりまくりのバッティングフォームだと思ってください。
早期に「開かない」、絶対「開かない」
ヌートバー選手のバッティングで、最も手本にして欲しい点は腰が「開かない」ことです。
指導者であれば「あいつの開くのが早いんだよな」と思う場合、ヌートバー選手のバッティングフォームを真似させてください。
腰の開きを抑えられると、多少タイミングがずらされても対応できます。
その結果、ファールにできたり、引っ掛けてゴロになることが防げ、三振率が下がります。
また、ギリギリまでバットを振りきらないので、球の見極めが良くなり、結果的に選球眼も良くなるわけです。
ヌートバー選手の出塁率が高いのも、このためですね。
では、具体的に何をすべきか。
右脚の膝をピッチャーよりライト方向には向けず振り切る(右打ちは左ひざをレフト方向)
こうすることで、右足が壁となり、腰の開きを抑えてくれます。
正直なところ、これが最も伝えたいことで、これさえできばバッティング成績が大きく変わります。
腰の回転を抑える、という点で以下の記事も参考にしてみてください。
ぜひヌートバー選手の他のバッティングフォームも見てください。とにかく開きません。
強引に引っ張らない
野球をやっていると、誰もが「センターに打ち返せ」と指導されたことがあるはずです。
ヌートバー選手のWBCでのヒットの多くが、センター方向で強引に引っ張ることないバッティングフォームでした。
強引に引っ張ろうとすると、当たれば飛ぶ半面、引っ掛けたり、空振りしたりする確率が上がります。
打率を残すことを考えるのであれば、やはり「センター返し」を意識することですね。
ある意味、基本に忠実なのがヌートバー選手のバッティングフォームなのです。
今大会で不調と言われた村上宗隆選手は、大会初期は強引に引っ張りにいってました。
前のバッターが大谷選手なので、やはり力みが入ったのですかね。
しかし、オーストラリア戦あたりから、無理せず左中間方向に打ち返しているようにも見えました。
この意識がメキシコ戦でのサヨナラヒットにつながっていた、と勝手に思っています。
ギリギリまでリラックス
上の写真を見ると、ピッチャーがモーションに入っているのに、まだリラックスしています。
打とう打とうとして、力が入りすぎるとバットコントロールが悪くなり、打率は下がるでしょう。
ヌートバー選手のバッティングフォームは、本当に力みがないのが特徴です。
力が必要なのは「インパクトの瞬間」だけと思いましょう。
メキシコ戦で値千金の同点3ランHRを打った吉田正尚選手も、「インパクトまでは力を入れません」と語っていました。
初球から振る
ヌートバー選手は、試合開始の初球でも積極的にスイングしていました。
誰だって簡単にはアウトにはなりたくないので、初球を、しかも試合開始直後の一球を振るのは勇気がいります。
しかし、初球から振りにくるのは、見送られる野に比べ、はるかにピッチャーはプレッシャーを感じます。
バッターとしても、振らないとタイミングは合いません。
初球から振っているからこそ、追い込まれてからも何とか喰らいついていけるのですね。
結果的にファールで粘り、四球をもぎ取るシーンが何度もありました。
ヌートバー選手にはぜひ2026年のWBCにも出場してほしい
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今大会で、完全に日本人の心を鷲掴みにしたヌートバー選手。いや、「たっちゃん」。
多くの人がヌートバーロスになる中、大谷選手が次のWBCに日本代表として出場することを約束するため、時計を送る粋な計らいをしていましたね。
守備につけばファインプレーを連発。ランナーになれば盗塁。
あれほどアグレッシブで、日本大好きな日系メジャーリーガーはいないのではないでしょうか。
大谷選手しかり、ヌートバー選手しかり、本当に少年野球を見ている気分になりました。
難しいことは考えずに、一生懸命打って、守って、走って、捕る。
チームに溶け込んで野球を楽しむヌートバー選手を、2026年のWBCでも見られることを、多くの日本の野球好きは望んでいます。
WBC切り込み隊長ヌートバーのバッティングで真似すべき4つの点とは:まとめ
野球初心者が、ヌートバー選手のバッティングフォームで真似すべき4つの点がこちらです。
- 絶対に開かない
- 強引に引っ張らない
- リラックス
- 初球から振る
この4点を真似すれば、きっと出塁率がグンと上がります。
一番は、開かないことを意識してください。
ヌートバー選手が2026年に再び日本でプレーする前に、ヌートバー選手のバッティングフォームを完コピしましょう。