この記事ではバット用グリップテープの選び方や種類、その効能や巻き方を紹介した上で、一球たろうがおすすめするグリップテープをご紹介します。
野球をある程度やり込んでいる人は、グリップテープにこだわりを持っているものです。
自分の手にどれくらい馴染み、フィットするのか。グリップテープが破れているから購入しようと思っているならば、一度どんな種類や効能があるのか、見ておきましょう。
野球指導歴10年の一球たろうがご紹介します!
グリップテープにはこだわろう!こだわりは打率の向上へつながる!
このグリップテープはもうぐちゃぐちゃだ。監督に新しいのに変えてもらう!どんなのがいい?
ええ?別に何でもいいよ。グリップテープ変えたからって、打てるわけじゃないだろ?
それはいかんな~~。強打者たるものグリップテープにもこだわるものだ。グリップテープの違いによる、バットの操作感は、打率の向上にもつながるぞ!
グリップテープの種類や効能を知り、自分に合うグリップテープを選び出すことが出来れば、打率が向上します。
バッティングにおいては理論も大切ですが、なにより大事にしたいのは感覚です。
バットという自分の手ではない道具を使って、速い・遅い・上下左右斜めに曲がるボールを打たなければいけないので、バットを操作しやすい環境を作らなければなりません。
その上で、グリップテープは大きな意味を成します。その種類や効果を知って、自分に合うものを探しましょう。
グリップテープの主な素材は2種類
グリップテープを選ぶ上で、まずはその素材に注目しましょう。
一つ目は「ポリウレタン素材」、二つ目は「牛革」です。その違いについて見ていきます。
グリップテープの種類1:ポリウレタン素材
一般的に販売されているグリップテープで、最もポピュラーな素材がポリウレタン素材です。
伸縮性があり、用途や形がさまざまあり、汎用性が高い素材と言えます。だから、バットは「握った時の反発が欲しい」という方や「絞った時に反発が欲しい」なんて方は、ポリウレタン素材がおすすめです。
加工しやすい素材であるため、さまざまな柄(パターン)があるのも、この素材の特徴です。
意外と柄(パターン)一つ違えば、手にフィットする感覚や操作感覚はまるっきり変わります。
それをさまざまな種類から探し出せるのが、ポリウレタン素材の強みです。
また、この後に紹介する牛革よりも安いという面でもおすすめです。
グリップテープの種類2:牛革
ポリウレタン素材がポピュラーな素材だとすると、牛革を使う人はある意味「こだわりがある人」と言えるでしょう。
牛革はポリウレタン素材に比べて、触った感触がかたいのが特徴です。
そのためグリップテープを巻きなおした直後のフィット感は、ポリウレタン素材に比べて負けますが、革であるために使い続けると、自分の握り癖がつき、フィット感が増す素材です。
しかも、ポリウレタン素材よりもかなり耐久性が高いため、長く使えば使うほどバットの操作性が高くなるグリップテープと言えます。
長く使える分、値段的にはポリウレタン素材よりも高いですが、一度手の握り癖をつけてしまえば、最強の味方であり長く付き合っていける相棒になります。
グリップテープの「薄い」「厚い」はどっちがいいの?
バット売り場でグリップテープを見てみると、薄いものと厚いものが販売されています。
最終的には、自分で握ってみて(大体のショップでテープが巻いてある、グリップだけのバットがあります)判断するのがいいです。
その前情報として、グリップテープの「薄い」「厚い」の効能を知っておきましょう。
グリップテープが「薄い」「厚い」はこんな人におすすめ!
グリップテープの「薄い」「厚い」はそれぞれ、このような方におおすすめです。
- 薄いグリップテープ:握力が強い人
- 厚いグリップテープ:握力が弱い人
一般的には、このような効能でグリップテープを購入すべきと言われています。
握力が強い人は、バットのそのものを扱う感覚に優れていると言われます。一方握力が弱いと、バットの金属部を感じにくいので、厚いグリップテープでフィット感を増させるとのこと。
牛革は基本的に「薄い」ポリウレタンは「薄い」「厚い」どちらも
グリップテープの素材によっても、薄いものと厚いものに分かれます。
大抵牛革のグリップテープは薄いものが多いです。一方ポリウレタンの場合は、加工のしやすさから薄いものもあれば、厚いものもあるといった感じ。
もしも「厚い」グリップテープが良いという方は、ポリウレタン素材のグリップテープを選んだ方が良いということですね。
一球たろうがおすすめするグリップテープ
ここからは、完全に個人的な話。前提として語るとすれば、グリップテープは握ってみた個人の判断で決めるべきです。
その上で一球たろうがおすすめするものを上げるとすれば、このような感じのものです。
種類 | 理由 | |
素材 | ポリウレタン素材 | 安いのですぐに交換できる |
薄めor厚め | 厚め | 握ったときのフィット感を大事にしたい |
形状 | つぶつぶの穴が開いている | グリップ感と反発を感じられる |
一球たろうは一般的な野球をしている人の中では、握力は強めだと思っています。
だから、先ほど自分で紹介したものと矛盾しているのが、グリップテープの薄め・厚めのところ。
どちらかというと、バットを「握っている」という感覚がほしい一球たろう。反発感やフィット感を第一に考えてグリップテープを選んでいます。
そして、何より形状は「つぶつぶの穴が開いている」一択。
引用:https://www.amazon.co.jp/ssk
このようなグリップテープですね。この巻いているグリップテープの間に、指をひっかけるようにするとバットと手が一体となった感覚になります。
ただし、この形状のグリップテープのデメリットは、つぶつぶの穴からすぐに破れていくことです。
だから、ポリウレタン素材を買ってすぐに交換できるようにしています。もしも、どのグリップテープを買えば良いか分からない方は、こちらをおすすめします。
一球たろうは、自分のチームでも(チームのバットなので)ビヨンドマックスなどの良いバットは、強制的にこのグリップテープを巻いていましたね(ただの押し付け)。
気を付けておきたい!グリップテープを巻く際の注意。
グリップテープに「巻く方向」があるのはご存じでしょうか。
もしも知っているのであれば、これから先を読む必要はありません。グリップテープには右打ち、左打ちのための巻く方向が決まっています。
個人でバットを買う際は、特に左打ちの方は気を付けてください。基本的に右打ちが多いこの世の中なので、買ったばかりのバットは右打ちのためのグリップテープの巻き方になっています。
(左打ちはこんなところでも虐げられる…)
巻き方を逆にしてしまうと、インパクトした瞬間の力の伝わり方が全く変わります!!
また、例えば右打ちようの巻き方をしたバットを、左打ちの人が使い続けると、簡単にグリップテープが破れます。
なので、もしも個人でバットを使うのであれば、グリップテープの巻き方(巻く方向)には気を付けてください。
へ~~~そんなに変わるものなんですね。
お前たちのために、大会の2週間前に俺がグリップテープを変えているのを知っているか…?
え?それは知らなかったです…すんません…
まわりの大人が陰ながら支えてあげていることをよく見とけ!!!!!笑
バット用グリップテープの選び方!種類やおすすめ、巻き方も紹介:まとめ
バットのグリップテープは、いろいろな種類や効能があります。
グリップは基本的に「ポリウレタン」と「牛革」の素材があり、ポリウレタンは使い勝手がよく低価、牛革は使うほど手になじみ、長く使えるという効能があります。
また、薄めと厚めのグリップテープがあり、薄めは握力が強い人、厚めは握力が弱い人が向いています。
しかし最終的には自分の感覚に頼りましょう。
グリップテープは右打ち用と左打ち用で、巻き方がそれぞれ逆方向になります。どちら向きに巻けばよいのかよく見て、グリップテープを巻いてください。きっとバットの操作性が抜群によくなるはずです。