キャッチボールでうまく捕球したい…捕球するための基本とは?

スポンサーリンク
守備
スポンサーリンク

この記事では野球初心者がキャッチボールでうまく捕球するために必要な基本が紹介されています。

キャッチボールで基本ができていないのか、うまく捕球できない…

体から遠い、低いボールは捕球しにくい

今回は初心者が身に付けるべき、キャッチボールの捕球の基本を紹介します。

スポンサーリンク

キャッチボールでうまく捕球ができない:理由

いくぞ~~!ぽいっ!(ボールを投げる)

オーライ!ナイスボッ(ポロッ)。ありゃ。どこ投げとんじゃ~~

普通のボールじゃ~~、お前「オーライ」って言ったやないか~~しっかり捕球せい!

初心者がキャッチボールをしていてよく見る光景です。

捕球ができない⇒後ろにそらす⇒草があればボールがなくなる⇒キャッチボールの時間が無くなる⇒ボールを探す時間が多くなる

まさに悪循環。初心者のキャッチボールで教えるべきは第一が捕球です。

捕球の基本ができれば、投げ方などの指導がスムーズにいきます。逆に捕球が出来なかったら、無駄な時間が増えて効率が悪くなります。

なので捕球の基本を教えましょう。キャッチボールをするこちらも人間です。なるべく捕球しやすいように胸に投げるのですがすべてを胸に送球できるわけではありません。

初心者は少しボールが逸れると見事に後ろに逸らすか、ポロっとファンブルをします。とくに股から下のボールや頭より上のボール、さらにグローブを持っていない方向(逆シングルで捕る)ボール

捕球が苦手に感じる理由が何なのか教えることが多すぎて、逆に初心者は混乱します。捕球が苦手な子どもは以下のような理由が考えられます。

  • グローブでボールを掴みにいってしまう
  • グローブを「縦」「横」どちらかでしか使わない
  • グローブが開いていないor手首が立っていない
  • 無駄にグローブに投げ手がついてくる
  • 足が止まっている(逆シングルの時に足がついてきていない)
  • 真正面でボールを待っている

大抵の初心者が捕球できない理由がこのうちのどれかに当てはまります。捕球ができないあの子どもの捕球時のフォームを思い出してみてください。グローブの使い方は?体の使い方は?

ここではグローブの使い方、体の使い方の2点で捕球の基本を見ていきます。

苦手な逆シングルや低めのボールや頭の上のボールこれらのボールを捕球できるようになりましょう。

キャッチボールがスムーズにできてボールを探す時間が無くなり、もっとたくさんキャッチボールができるようになります。

まず確認しておきたいキャッチボール以前の問題

もしかすると、ボールを手(グローブ)に当てることができているのに、ポロポロと取りこぼしていませんか?

そのような場合は、まずグローブに問題があるかもしれません。

初心者でありがちなのが、グローブのポケット(ボールが収まる場所)を意識せずに、ボールを捕球しようとすること。

これがエラーを引き起こしますし、グローブによる影響でもあります。

もしポロポロボールを落とすなら、グローブを見直すべきでしょう。

【中学野球初心者向け】プロ野球選手モデルのおすすめ軟式グローブ4選
一球たろうの主観からおすすめ軟式グローブの4つ選び出してみました。グローブを子どもに買ってあげようと「どれがいいの?」と聞いて、「分からない」となればお手上げですよね。ベースボールキッズを持つ親御さんの多くが同じ悩みを持っています。この記事では、グローブを選ぶ基準や実績のあるおすすめグローブを紹介しています。

キャッチボールでうまく捕球するための基本:グローブの使い方

監督、捕球の基本でまず直すべきところってどこですか?

一球たろう
一球たろう

まず取り組むべきは、捕球をするための手、つまりグローブをつけている方の修正だな。

どんな風にするべきですか?

一球たろう
一球たろう

よし、それじゃあ、初心者にありがちなパターンを例に見ながら説明していこう。

まず押さえるべきキャッチボールの基本は

グローブの使い方

です。また、投げる方の手の修正も少しだけ必要です。キャッチボールでうまく捕球できな子どもはグローブでボールを掴みにいったり、グローブが開いてなかったりします。

その修正方法も含めて捕球の基本を見直していきましょう。

グローブでボールを「掴みにいく」

よくありがちなパターンとしてグローブでボールを「掴みにいく」ことが挙げられます。

上の写真のように構えた位置から前に腕を突き出して「つかみにいく」初心者はこの捕球方法が多いです。これだとボールの勢いとグローブの勢いがけんかしてしまいます。さらに写真を見るとグローブを「はたき込む」ようにするので、さらに衝突の威力が増します。

これでは捕球はできません。ボールの勢いを吸収してあげるイメージを持ちましょう。

これが捕球の基本の「き」です。また、先ほどの写真と比べると

「構えて」の位置で、右手(投げ手)がグローブの近くにあるのが分かります。基本的に投げ手はグローブの近くに置いておきましょう。なぜならそのあとの握り替えが早くなるからです。

ただ「基本的に」と書いたのにも理由があります。むしろ初心者はこの基本を徹底しすぎるがゆえに、捕球ができなくなることがあるからです。(後述しています)

捕球時にグローブを「縦」「横」どちらかで「しか」使えない

キャッチボールでグローブをよーく見ているとグローブを「縦」または「横」どちらかで「しか」使っていません。「そこのボールはグローブを縦だろ」「そこのボールはグローブを横だろ」と教えてもなかなか改善できません。よく子どもを観察して、どちら側を使いこなせていないのかを見てあげてください。

「縦」を使いきれない子どもはグローブを持っている側(右投げなら左側)のボールに弱いです。「縦」を使えない子どもには

写真のように

  • 肘をリラックスして閉じる
  • 指の方向がすべて、また、腰より下のボールは指の方向が

に構えるように教えてあげてください。「横」を使いきれない子どもは腰より下のボールをかぶせるように取る特徴が出ます。「横」を使いきれない子どもには

写真のように

  • 肘をリラックスして開ける
  • 親指を、小指をに向ける

ように教えてあげてください。得意な方を作るのではなく、どちらもできるようにしましょう。これがグローブ「縦」で使うか「横」で使うかの、基本の構え方です。

グローブが開いていない、手首が立っていない

キャッチボールでうまく捕球するために物理的な条件としてグローブの入り口が広い、または、入り口を広く見せる角度が必要です。捕球時、この基本的なグローブの使い方ができていない初心者も多いです。

グローブを閉じているのと閉じていないのとでかなりの入り口の面積が違うことが分かります。

キャッチボールの捕球時に指でしっかりグローブを開いていない初心者がいます。

これでは、ボールは入ってくれません。またボールが入ってきにくい角度で構えている人も見ます。

ボールに対して手のひらが

直角に位置していないと入り口の面積は広く見えません。

その基本が「手首を立てる」です。もちろん、手首を立てない方が入り口の面積が大きく見えるパターンも存在します。

しかし初心者の場合手首が立っていないのがほとんどなので、この点に注目してあげてください。

投げ手が無駄にグローブについてくる

先ほど「構えた時に投げ手はグローブの近くに」と説明しました。

おそらく少年野球や中学野球でも同じように教わっていると思います。初心者は純粋です。野球を始めるのが遅ければ遅いほど、「指導者の教えに従順」です。

早くライバルたちに追いつきたいので。しかし純粋すぎて応用が利かないこともあります。「両手で捕るイメージ」を与えたがために「両手ですべてのボールを捕る」つもりでいます。

そのため片手なら余裕のボールをかなり無理して両手とも伸ばして捕球します。

基本に忠実すぎるのも難しいですね…「自分の胸周辺は両手」と教えましょう。

キャッチボールの時に気が付いたら声掛けをしてあげてください。同じ場所へボールを投げて「片手か両手の捕りやすい方で」と教えましょう。そうしないと外野のゴロをさばくときにすべて両手でさばきます。

そのため勢いのついたスローイングができません。僕はキャッチボール時に「雑な捕り方が必要な時がある」と教えています。1か100かではなくて60でいいときもあることを意識させてください。

よく考えると、俺グローブが開けていないっすね。

一球たろう
一球たろう

クセは無意識に出るものだ。良いクセにするために何倍も意識することで、無意識的に良いクセが出るようになるぞ!

はい!しっかり意識します。

一球たろう
一球たろう

一日の中で自分のところにボールが来る回数は何十何百回とあると思う。その一つ一つを練習にしきる選手が伸びる選手だ。

キャッチボールでうまく捕球するための基本:体の使い方

体を使うって言っても捕球するだけなんで「正面に入る」くらいしかないんじゃないっすか?

一球たろう
一球たろう

「正面に入る」は大事なことだが、正面に入るタイミングが悪かったり、はたまた正面に入らない方が良い時もある。とくにお前たち初心者は純粋すぎて、正面「しか」入らないからな。さっきも言ったが60%でいいんだ。

ということは、坂ダッシュも60%でいいんですね!ラッキー!

一球たろう
一球たろう

「ラッキー」って自分で言ってしまってるぞ。坂ダッシュは100%だ。

うぅ。墓穴掘ってしまった。

キャッチボール捕球時に

足は動いていますか?

ボールに合わせた動かし方をしていますか?

初心者は相手が投げた瞬間から捕球の瞬間まで足があまり動かないことが多いです。足を動かすことは基本中の基本。また、よくバンザイする子どもや横のボールに対応できない子どもにはある共通点があります。

これからうまい捕球に必要な体の使い方の基本を紹介します。

「足を運ぶ」はすべての基本

キャッチボールの時いつも相手が捕りやすいボールを投げてくれるわけではありません。

時にはボールは逸れます。そのボールを逸らさず捕まえることが無駄な時間をなくすための基本です。

初心者の場合足がまったく動いていないことが多いです。

  • 右に逸れれば
  • 左に逸れれば
  • 前に落ちるのであれば、または後ろ
  • 後ろに落ちるのであれば後ろ

これができれば足を使うことに関しては完璧です。なるべく早くにその行動を実行してください。初心者はボールをしっかり目で捉えていますがグローブばかりが動き、足が動きません。

そうなると、体から遠い「難しいボール」になってしまいます。また「逆シングルが難しい」という方も足が使えていないことが多いです。逆シングルはグローブで捕ろうとしないでください。(結局はグローブで捕りますが)

イメージで言えば左足(右投げの場合)で捕るように心がけましょう。

逆シングルをグローブで追ってしまうと上からかぶせるような形になってしまい、もし捕れたとしても持ち替えが遅くなります。

左足で捕ることを意識すれば体勢も安定します。体勢が安定すれば次の行動に移しやすいです。逆シングルに限らず体から遠いところのボールは左足で捕るをイメージしましょう。

上手な選手ほど、どんなボールでも自分が一番さばきやすい形(捕球方法)に持っていきます。そのためには足を使って、さばきやすい方法のところまで移動することが大切です。

体に当たる確率も上がりボールを逸らす可能性が減ります。あの無駄にボールを探す、追いかける時間がなくなるのです。たくさん練習することができますね。

「正面」ほど難しいものはない。「少し半身」が基本。

ボールの正面に入ることは大切です。

大切ですが、基本に忠実は初心者は「真正面」過ぎてボールを難しくしています。

キャッチボールをするプロ野球選手です。ボールを捕球するときにどちらかの足が引くか、どちらかの肩が引いていませんか?

とくに最初の松田選手を見てみるとよく分かります。

 

図のように足・肩のどちらかを引きます。初心者の場合、足や肩が平行になっていることが多いです。真正面にくるボールなど試合中はほとんどありません。右か左のどちらかに逸れているはずです。

そのボールに対して足の配置、肩の角度がきちんと取れているかを見てあげてください。ここは意外と盲点になっています。これを教えてあげることで「バンザイ」も激減します。

バンザイしてしまう子ども頭の上のボールが捕れない子どもは大抵真っすぐ構えています。頭の上ということはグローブを持っている側の肩を引くように教えてください。

この動きをマスターしていないと自分の後ろのフライに対して半身で下がることができなくなります。外野としてとくに致命傷です。半身を覚えればボールをさばく範囲がぐっと広がります。

やっぱグローブだけでは捕れないですよね。

一球たろう
一球たろう

どうしても初心者はグローブだけで追ってしまってるな。怖いっていうのもあるとは思うが…

逆シングルの捕り方もなんとなく分かりました。左足が大事(右投げの場合)なんですね。

一球たろう
一球たろう

結局は足を使えってことだ!

キャッチボールでうまく捕球したい…捕球するための基本とは?:まとめ

キャッチボールでうまく捕球するための基本に、グローブの使い方があります。「捕球時につかみにいかない」「縦と横でグローブを使う」「グローブを開いて、手首を立てる」ことが重要です。

キャッチボールでうまく捕球できないのは体の使い方が悪いからかもしれません。「足を使う」ことは基本中の基本です。また、真正面ではなく、肩や足の位置を引いておくことで、捕球できる範囲が大きく変わります。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする
一球たろうをフォローする