バッターボックスの立ち位置はどちらが良い?そりゃ断然…

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バッティング
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この記事では「どちらに立てば良いか分からない」と思うことのある、バッターボックスの立ち位置について、メリットやデメリットを踏まえて紹介しています。

バッターボックスの立ち位置にセオリーはあります。しかしセオリーも大事ですが、もっと立ち位置について上手く利用したいとも思いませんか?

また、初心者にありがちな「あのバッターボックスの立ち位置」についても、解説していきます!

一球たろう
一球たろう

得意な分野はバッティング!ボックスの立ち位置について野球指導歴10年の一球たろうがご紹介します!

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あなたはバッターボックスの立ち位置どこにしています?

よっしゃー!今日の俺は調子がいいぜ!絶対ヒット打てる気がする!

一球たろう
一球たろう

あのバカちん…ピッチャーの球が速いのにそんなところに立ってしまって…

っしゃーー!こいやーー!!…!?!?え!!速っ!!

一球たろう
一球たろう

ほーら言わんこっちゃない…

みなさんはバッターボックスのどこに立ち位置を決めていますか?

そして初心者の君に質問。「バッターボックスの立ち位置をピッチャーや自分の調子、場面ごと変えていますか?」

まさか図のような立ち位置じゃないですよね?

バッターボックスの立ち位置は、いろいろな条件によって変えるべきです。また、図のような「すべてが中途半端」な位置は、あまり良くないと思われます。

しっかり考えを持った上で、バッターボックスの位置を決めましょう。

また「いろいろな効果は分かっているけど、どこが良いか選べない」という方に「ここなら間違いはないよ」というバッターボックスの立ち位置を紹介します。

バッターボックスの立ち位置を「前」に取る

バッターボックスの立ち位置は大きく分けて、前・後・(ベースに)近い・(ベースから)遠い、の四つでしょう。

まずはボックスでの立ち位置を「前」に取った場合について解説します。

バッターボックスの立ち位置を前にするメリット

バッターボックスでの立ち位置を前にするメリットは、以下のようなことが考えられます。

  • 変化球を変化幅が少ないうちに叩ける
  • フェアゾーンが大きくなる
  • 遅い球を待つ時間が短くなる

バッターボックスの立ち位置を前にすると、球種に関しては「待ち」が必要なものに対して有効的です。

また、フェアゾーンが大きくなるため、今まで「ぎりぎりファールだった強い打球」がヒットになる可能性が高くなります。

バッターボックスの立ち位置を前にするデメリット

一方、立ち位置が前になることでデメリットも発生します。

  • 速い球への反応が遅れる
  • 大きなカーブのように、変化幅が上下に大きな変化球は叩きにくい

大抵バッターボックスの立ち位置に関して言われるのが、前後に関してはピッチャーの球速です。

前に立つことでールを見る時間が短くなる分、とくに速球への反応が遅れると言われます。速球派のピッチャーでは気を付けるべきですね。

バッターボックスの立ち位置を前にすべきタイミング

バッターボックスを前にすべきタイミグがあります。基本的にはピッチャーに合わせて立ち位置を変えるのですが、次の場合には「前」にすべきです。

そればバントのとき。

バントはフェアゾーンに転がしてなんぼです。そのフェアゾーンが大きくなる立ち位置、つまり「前」ではないとバントは成功しにくいです。

ピッチャーの球が速いと思われる場面でも、バントの場合は前に立ち位置を取りましょう。

またバントのサインが出てから前に立ち位置を変えると、勘の良いキャッチャーに「何かある」と思われます。そうならないように、バントがありそうな場面では、最初からボックスの前に位置取りしましょう。

バッターボックスの立ち位置を「後ろ」に取る

バッターボックスの立ち位置を「後ろ」に取る場合は、すべて「前」に取る場合と反対のことと考えてください。

まずはメリットです。ついでに、個人的な感覚で言うとアマチュアでは、後ろは少数派ですね。

バッターボックスの立ち位置を後ろに取るメリット

バッターボックスの立ち位置を後ろに取るメリットはこちらです。

  • 速球に対応しやすい
  • キャッチャーを後ろに下げることで、盗塁の手助けになる
  • 最後までボールを見切れる

打つことのメリットの他にも、盗塁の手助けという点では立ち位置を後ろにすることがメリットです。

基本的にキャッチャーは、バッターが前に立った分前に座り、後ろに座った分後ろに下がります。

キャッチャーをしたことある人は共感すると思いますが、座り位置を後ろに取ると、すぐ真後ろに審判がいて窮屈に感じませんか?盗塁の時にも、最悪手が当たったり背中が当たったりすると、やりずらいです。

また、やはり単純にボールを長く見ていられるのはメリットですね。

バッターボックスの立ち位置を後ろに取るデメリット

もちろん、立ち位置を後ろに取ることのデメリットも存在します。

  • 変化幅が大きなところでボールを打たなければならない
  • フェアゾーンが狭くなる
  • 遅いボールの「待ち」時間が長くなる(待っていられなくなる)

フェアゾーンが狭くなるのは、結構痛いですね。遅いボールに対して体が早く開いてしまうことがあります。

時折それが「ちょうど良い引っ張り」のタイミングになり、強い打球が飛びますが、それがファールになってしまうのです。

基本的に人は引っ張る方が打球が強いですよね。立ち位置を後ろにすれば、引っ張りやすいのにファールの可能性が高まります。

この点においては、やはりデメリットと言えるでしょう。

バッターボックスの立ち位置を後ろにすべきタイミング

先ほども紹介したように、立ち位置が後ろだと、ランナーの手助けをする上で非常に効果的です。

だから「盗塁のサインが出た」時は、バッターボックスの立ち位置を後ろにすべきです。

またこれに関しても勘づかれてはいけません。だからもしも「前」に立っていて、盗塁のサインが出たらピッチャーが投げた瞬間に、バントの構えでキャッチャーの邪魔をすると同時に下がりましょう。

ただし、見逃すために引いたバットがキャッチャーに当たってしまうと、守備妨害を取られる可能性があります。

そこは注意しておきましょう。また空振りするつもりでスイングにいって、ミットを打つと打撃妨害なので、これはこちらが得をするパターンです。

ほんの少しの違いですが、結果としては全く真逆の結果が得られるわけですね。

バッターボックスの立ち位置を「インコース寄り」に取る

バッターボックスの立ち位置は前後だけでなく、左右にも取ることができます。さすがにボックスの背中側のラインぎりぎりに取る選手は見かけませんが…

この「インコース寄り」は、ラインぎりぎりと考えましょう。

バッターボックスの立ち位置をインコース寄りに取るメリット

個人的には、インコース寄りの立ち位置が好みです。その理由がこちら。

  • アウトコースが体に近くなり、バットに当てやすい
  • ボールを引っ張りやすい
  • デッドボールを喰らいやすい(ピッチャーにプレッシャーをかけられる)

デッドボールで怪我をしてしまってはいけませんが、ピッチャーにはプレッシャーです。

そして何より、いわゆる「プルヒッター(僕たちは引っ張り族と呼んでいました)」は、バッターボックスではインコース寄りに立つべきですね。

インコースは本来引っ張るべきボールです。それが真ん中も含めて引っ張りやすくなります。つまり、打球を飛ばしやすい立ち位置ということです!!(そんな「ぶっ飛ばしたい」あなたに、おすすめの記事です)

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バッターボックスの立ち位置をインコース寄りに取るデメリット

もちろんバッターボックスの立ち位置をインコース寄りにする分、デメリットはあります。

  • どん詰まりが起きやすい
  • 速球に早く反応しなければならない

基本的にインコースは体の前でさばかなければなりません。だからこそ、速球への反応が早くないと「どん詰まり」の現象が起きます。

冬場の練習で、木製バットを使いながら硬球でどん詰まり…

これを起こしてしまうと、その日一日バッティング練習はしたくなくなります。

バッターボックスの立ち位置をインコース寄りに取るタイミング

立ち位置をインコース寄りに取るタイミングは、とくに左バッターが引っ張りたいとき。つまりセカンドやファースト方向の打球で進塁打を狙うときですね。

左バッターだからこそのメリットは、引っ張って転がせば勝手に進塁打になること。

また、怖くないのであれば、自分の前の打者がデッドボールになった後、インコース寄りに立ち位置を取ることでプレッシャーを与えられます。ちょっと怖いけど…

でも、そんなときの初球は大抵アウトコースのストレート。なぜなら、制球しやすい球種で、デッドボールの可能性が低いから。

逆にそこをうまく捉えると、コース・球種は絞れますね。(もしも左バッターとしての意見に共感した人がいるのなら、こちらの記事はもっと共感できるかも…)

集まれ!左打ち!左打ちの悩みやあるあるを共有しよう!
この記事では左打ちだからこその悩みや思いを共有して「こんなことやあんなことあるよね」というあるあるネタを紹介しています。僕(一球たろう)は右投げ左打ちです。世の中にはたくさん左打ちがいると思いますが、左打ちだからこそ困っていることや、悩んでいること、共感できることがあるはずです。そんな思いを共有したいと思って、本記事を書いています。

バッターボックスの立ち位置を「外」に取る

これに関しては、正直デメリットしか感じられません。ここで言う「外」の立ち位置とは、内側のラインより二足分以上離れていること。

この位置になると、まずアウトコースにバットが当たらないため、かなり不利な状況と言えます。

さらに、踏み込んで打つとなっても少し無理な体勢にもなり、強い打球が打てません。右バッターが強制的に、右打ちをしたいのであれば別かもしれませんが…

(昔ソフトバンクにかなり外に立ち位置を構える、バティスタという選手がいましたね…)

一球たろうオススメのバッターボックスの立ち位置

ここからは、完全に主観的な一球たろうのオススメ「バッターボックスの立ち位置」です。

基本的には、バッターボックスは投手や自分の能力、状況によって変えるべきですが、一球たろうはいろいろな理由から、基本的にここにしか立ち位置を置いていません。

「インコース寄り」の「前」です。

インコースに立つのはこういう理由から。

  • 自分がプルヒッターでアウトコースが苦手
  • インコースが得意で、デッドボールを「なるべく痛くない」よけ方ができる(出塁したいじゃん)
  • どん詰まりでも、先っぽよりはヒットになる可能性がある

そして前に立つ理由はこちら。

  • フェアゾーンは大きくしたい(引っ張るとどうしても打球がフックしてファールゾーンへと向かう)
  • 速球にはある程度強い
  • キレのあるスライダーが苦手なので、変化前に叩きたい

要するに自分のバッティングスタイルに合わせているわけです。この中でも「フェアゾーンが広い」が一番大きな理由。

バットもミドルバランスが好きで、振りやすく、コントロールしやすいバットを使っています。だから、よりヒットを打てる可能性を高めるためにも、この位置は外せませんね。

なるほど~~~じゃあ、どれにおいても中途半端な位置って、どっちつかずってことですね。

一球たろう
一球たろう

意図するところが何なのかって感じだな。ボックスに入るにしても、必ず毎回「こうしたい」という目標を持とう!結構ボックスでの立ち位置は重要だぞ!

 

バッターボックスの立ち位置はどちらが良い?そりゃ断然…:まとめ

バッターボックスの立ち位置は、中途半端が一番良くありません。

立ち位置を「前」に置くのであれば、「フェアゾーンが広くなる」や「変化前を叩ける」というメリットがあります。

立ち位置を「後ろ」に置くのであれば、「ボールを見る時間が長く」や「盗塁の手助けができる」というメリットがあります。

まずはこの前後がバッターボックスの立ち位置としては、基本としたいところです。

そして(ベースに)近い・遠いにおいては、ベースに近めが良いでしょう。アウトコースが得意であれば、足半歩分ボックスのラインから離れるぐらいがちょうど良いです。

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