この記事ではノッカーの腕の見せ所の、キャッチャーフライの打ち方を紹介しています。
試合前ノックはある意味試合前の監督同士の戦いです。
とくにキャッチャーフライは、全員が見ている中での最後の腕の見せ所で、ノッカーのノック技術が試されます。
キャッチャーフライの打ち方のコツを覚えて、かっこよくノックを締めましょう。
高いキャッチャーフライも、低い小フライのキャッチャーフライも打ちこなす一球たろうが紹介します。
キャッチャーフライはノッカーの腕の見せ所!打ち方は習得すべし
監督!何でキャッチャーフライってあんなに緊迫した雰囲気になるんですか?
それはだな。みんな心の中で「ミスれ!!」って思ってるからだよ。お前も思ってるだろ。
まあ、正直ミスってくれたら面白いな。とは思っています。笑
ノッカーにとってキャッチャーフライとはな、天国か地獄みたいな場面なんだ。そりゃー練習したよ。笑
試合前ノックの最後の締めは大抵キャッチャーフライです。その場面はすべての選手が動きを止めているので、ノッカーは大注目されます。
また、審判や相手監督、試合のない監督は意外と「ミスれ!!!」と心の中で思っているものです。笑
キャッチャーフライはただ「打てる」だけではいけません。できるだけ「高く」上げられるかどうかが大事です。(あり得ないくらいの高さ)
キャッチャーフライの上げ方を習得して、周りの監督、審判に対してどや顔をかませられれば、試合はまず一歩リードしたと言えるでしょう。
(キャッチャーフライの前に、普通のノックをしっかり打てるようになりたい、という方はこちらにノックの基本やコツを掲載しています)
キャッチャーフライはノックバットで高さが出せる
お金がかかる手段ではありますが、ノックバットを使う、または変えるだけでも、キャッチャーフライは格段に打ちやすくなります。
一球たろう自身は、木製を好んで使いますが、「高さ」をキャッチャーフライに求めるなら金属がおすすめです。
上記のミズノのノックバットは、91cm・590gと89cmで580gでサイズが選べます。
長すぎず、重すぎずの89cmで580gが良いでしょう。コントロールがしやすいです。
つまりバットコントロールが重要なキャッチャーフライにおいて、重要点を押さえているということ。
また、記事の最後に紹介していますが、キャッチャーフライの打ち方には裏技があります。
しかしこの裏技は高さが出しにくいため、裏技+金属で、キャッチャーフライが上手になります。
キャッチャーフライの打ち方は「3つのコツ」でマスターできる
ノックでキャッチャーフライを打つには、3つのコツが必要です。
- トスを上げる位置
- 上半身の角度
- バックスピン
この3点について紹介していきます。
キャッチャーフライの打ち方1:トスを上げる位置は体の真ん中~右半身(右打ち)
キャッチャーフライの打ち方において、トスを上げる位置が最も重要なポイントです。
ノックは基本的に「ポイントを前過ぎるくらい前に」がコツです。
しかしキャッチャーフライの打ち方においてのみ、事情が変わります。
キャッチャーフライを上げるときには、トスを上げる位置をなるべく後ろ、右打者だと右半身(右肩くらい)にすべきです。
前にトスをすると、どうしてもボールは前に飛びます。
しかし、キャッチャーフライはノッカーよりも後ろに打つもの。
だから、トスを上げる位置も後ろにするのが重要ポイントです。
キャッチャーフライの打ち方2:上半身は空を向く
キャッチャーフライを上手く上げるには、上半身を極力空に向けて打つのがコツです。
通常私たちは、胸や肩が向いてる先、つまりピッチャー側にバットを出します。
これまでの野球人生で染みついたそのバットの振り方は、どうやっても変わりません。
ならば、上半身をなるべく上に向けることで、いつもの打ち方に近づけるというのが一つの手です。
これは、かなり背筋から太ももの筋肉がついていないとできません。
体幹も含めて鍛えなければならないので、ノッカーであり、指導者であっても、やはりトレーニングは欠かせませんね。
キャッチャーフライの打ち方3:バックスピンをかける
いきなりレベルが上がったように感じますが、ボールをしっかり見てれば簡単です。
バックスピンをかけることで、いわゆる「伸びる」打球になります。
そうすると、真上に上がりやすく、しかも高いキャッチャーフライを打つことができるのです。
右打ちだと、トスをしたボールの下半分ではなく「左半分」を打つようにしてください。
そうするとバックスピンがかかり、風も加わってバックネットの方に落下地点が近づきます。
良いキャッチャーフライは、キャッチャーの移動範囲を広げられるノックです。
真上だけでなく、バックネット、一・三塁側のベンチなど打ち分けられるようになると完璧です。
キャッチャーフライに不安を抱える方に朗報!
今日のキャッチャーフライを見て、コーチ1年目の倉敷でのオープン戦を思い出しました😊
とにかく可愛いいので、再掲だと思いますが置いておきます🙇♀️
今日はバットの先に当たってたのでまだ良いのかな😅 pic.twitter.com/JbEuTJFFgl— えつこ (@L70t_sugar) February 17, 2022
キャッチャーフライの打ち方は、一朝一夕で身につくものではありません。
もちろんプロだって失敗します。
だから安心してください。
と言っても、そうならないのがキャッチャーフライ、もといノックというもの。
大会では七分ノックがあり、最後の締めはいつもキャッチャーフライ。
ここが緊張するんですよね。ここでさらに朗報!
実は、キャッチャーフライには裏技があることをご存じでしょうか。
キャッチャーフライを大会で95%の確率で打てる方法
これから紹介するキャッチャーフライの打ち方は、一球たろうが使用している打ち方です。
感覚的には、95%以上の確率で成功します。しかもその方法は、たった一つの工夫。
「ノックバットの根っこ(詰まる部分)で打ち上げる」
また、振り抜くというより、当てるという感覚です。
実は、根っこの方がコントロールしやすく、ボールを的確に捉えやすいです。
キャッチャーフライにおいては、とにかく打ちにくい体勢であるがゆえ、コントロールがしにくいのですね。
しかし根っこは手に近いため、ボールにバックスピンをかけられるポイントで捉えられます。
正直、芯で打たないため高さは出ませんが、大会で恥をかくことはありませんでした。
一球たろう自身は、木製のノックバットを大抵使用しますが、もしこれが金属のノックバットであれば、高さも出せるでしょう。
これは、最終奥義だと思ってください。
最終奥義とは言いつつ、一球たろうは大会で試合をやるごとに使っていますが…
ノッカーの腕の見せ所!高~いキャッチャーフライの打ち方:まとめ
キャッチャーフライの打ち方のコツは、3つあります。
- トスをなるべく身体の後ろ側(右打ちなら右半身か右肩)にあげる
- 上半身を極力のけぞらせる
- バックスピンをかける
ノッカーにも筋トレが必要であることが分かります。
また、キャッチャーフライの打ち方はすぐに身につくものではありません。プロだって失敗するのです。
しかし裏技もあるのがキャッチャーフライ。
根っこで当てるようにして打つと、一球たろうは95%の確率で成功します。
ここぞという場面で金属のノックバットと組み合わせてやってみてください。