この記事では一球たろうが、初心者におすすめしたい「かっこよくてお手本にすべきプロ野球選手のバッティングフォーム」を紹介しています。
初心者だからこそ良いもののマネはすべきです。
その上で「誰をお手本にするか」は大事なところ。ここでは理にかなっていて、お手本にしてもらいたいプロ野球選手のバッティングフォームを紹介します。
※かなり主観性の強い記事です。また、主観性が強く、道具で打率・長打の向上を図りたい方はこちら。


「誰をお手本にすればいいか分からない」という方におすすめのバッティングフォームを、ポイントも含めて解説します!
かっこいいバッティングフォームをなぜマネすべきか

お前、プロ野球選手のバッティングフォームを参考にしたり、手本にしたりしているか?

いや、俺は俺の道を行っています!

だからいつまで経っても「初心者」なんだよ!今のところ、誰のお手本もないなら、これから紹介する選手のマネをしろ!

え~~?マジっすか~?
今の子どもたちは、プロ野球を見ていないのか「お手本とする選手」がいません。憧れる対象は大抵プロ野球の中でも、飛びぬけた才能の選手なのですが、それをお手本としないのはもったいない。
とくに初心者であれば、なおさら成績の良い選手はお手本とすべきです。プロ野球選手のバッティングフォームをお手本にするべき理由はこちらになります。
- 基本ができているバッティングフォームだからこそ結果が出る
- お手本と自分を比較することで修正点が見つかる
- バッティングフォームがかっこよくなる
かっこいいバッティングフォームは、大抵基本がしっかりしています。
だからこそ、初心者はプロ野球選手のバッティングフォームをお手本にすべきなのです。
こちら↓記事でもプロ野球選手をお手本にすべき大切さや、初心者だからこそ取り組むべきバッティングの考え方が紹介されています。

かっこよくてお手本にしたいプロ野球選手のバッティングフォーム:右バッター編
まずは右バッターでお手本にしてほしい選手を紹介します。
引退している選手も含めているので、当時を知っている大人の方は子どもにその選手のすばらしさを伝えてあげてください。
お手本にしてほしいバッティングフォームの選手はこちらです。
- 中村紀洋選手
- 中村剛也選手
- 坂本勇人選手
- 内川聖一選手
- 井端弘和選手
お手本にしたい右バッター1:中村紀洋選手
いきなり引退している選手ですが、こんなに柔らかく、力強いバッティングフォームのプロ野球選手はなかなかいないと思います。
もしもこれまでに「バットを巻き付けるように」や「フォロースルーを大きく」と言われたことがある人は、ぜひ中村紀洋選手のバッティングフォームをお手本にしてください。
中村紀洋選手のバッティングフォームでは、左手の手首がしっかり中に入っているところも非常に参考になります。(下の写真は左バッターの場合なので右手になっています)
一球たろうは少年の頃、この中村紀洋選手のバッティングフォームをお手本として、自分なりに合うフォームを探しました。
フォロースルーに関しては、この選手のバッティングフォームをお手本として良かったと思っています。
ホームランと分かったら、バットを放り投げるのもかっこいいですよね。
お手本にしたい右バッター2:中村剛也選手
中村選手が連続します。構えているときの右手に注目してください。ほとんど握っておらず、添えているだけなのが分かると思います。
「脱力」を言われたことがある人は、ぜひお手本にしておきたいプロ野球選手のバッティングフォームです。
また、「コンパクト」なスイングをするために、テイクバックをあまり取っていないところも注目です。
コンパクトなバッティングフォームは、ミート力が向上します。
芯にさえ当たればきちんと打球は飛んでいくので、「コンパクトなバッティングフォーム」は手に入れておきたいバッティングフォームです。
一球たろうは「8割の力でミート」を心がけるよう、選手に指導しています。
お手本にしたい右バッター3:坂本勇人選手
ホームランバッターというと体が大きいイメージが強いですが、坂本選手はそこまで大きくありません。
それなのに2019年の通算シーズンホームラン数40本は、セ・リーグ2位の記録です。
ホームランの要因となっているのは、類まれなるバットコントロールと体重移動です。
テイクバックを引いてから、腰の位置がかなり後ろから前にスライドしていることが分かります。初心者がこれをすると、左ひざが折れて力の抜けたスイングになります。
しかし坂本選手の左ひざは折れないため、腰のスライドで生み出された力に壁を張り、その力を上半身に伝えているのです。
まさに「全身を使った」バッティングフォームの理想だと思います。
また、坂本選手はプロ野球選手の中でも「インコース打ちのスペシャリスト」です。肘を抜くフォームはお手本にすべき打ち方ですね。
お手本にしたい右バッター4:内川聖一選手
プロ野球界の安打製造機の名をほしいままにしている内川選手。
そのバッティングフォームで今回注目したいのは「左ひじの伸び具合」です。
中村剛也選手と比べると、かなり左ひじを伸ばしていることが分かります。
ピッチャー側の肘を伸ばして打つメリットは、「力負けしにくい」ということです。
また「右手でボールを捉える」上でも、内川選手のバッティングフォームはお手本になります。左手は「ボールに負けない」右手は「バットコントロール」とそれぞれの手に役割を持たせたバッティングフォームですね。
打率を上げたいと思う方は、こちらの記事もどうぞ!

お手本にしたい右バッター5:井端弘和選手
流し打ちのスペシャリストですね。
ジュニアの野球では基本アウトコース主体のピッチングだと思います。なぜなら「一番飛距離が出にくいから」。
流し打ちができるということは、ボールを見ている時間が長いということ。つまり三振しないバッターということです。
プロ野球選手の中でも、右バッターのアウトコース打ちのお手本のようなバッティングフォームです。
ボールを打つ瞬間に、軸足の右足を引いているのが分かります。こうすることで、体の正面をライト方向へ向け、センターに打つ感覚で流し打ちができます。
「アウトコースが苦手」という人は、ぜひお手本にしたいバッティングフォームです。

俺は坂本選手のバッティングフォームをお手本にします!

一度徹底的にマネしてみろ!時代は便利になって、スマホで撮影すると2つの動画を比較できるようになった。保護者に動画を撮ってもらうといいぞ!
かっこよくてお手本にしたいプロ野球選手のバッティングフォーム:左バッター編
続いて左バッターのプロ野球選手のバッティングフォームを見ていきましょう。
打った後にはファーストに走るのが野球。そう見ると、右バッターに比べて左バッターの方が腰を鋭く切りやすいため、ホームランバッターが多いです。
この現象のことを「フローティング・アクシス・スピニング」といいます。だからこそ左バッターは「下半身の動きがかっこいい」バッティングフォームをする人が多いです。
こちらで紹介している選手はこちら。
- 松中信彦選手
- 筒香嘉智選手
- 高橋由伸選手
- 丸佳浩選手
- 阿部慎之助選手
- 村上宗隆選手
一球たろうは左打ちなので、右打者に比べて1選手多く紹介します。笑
お手本にしたい左バッター1:松中信彦選手
平成の三冠王。とくに松中選手のインコースさばきはお手本となるさばき方です。
まさに下半身主導のバッティングフォームです。
さらに、インコースに対してもかなり腰が粘っていることが分かります。(とくにホームランを打つ直前のファール)
力は足⇒膝⇒腰⇒体幹⇒胸~背中⇒腕⇒手首⇒手(指)⇒バットと連動させなければいけません。この過程でスムーズに力を流せるほどバットのヘッドは走ります。(ムチのイメージ)
左バッターなら、ぜひともお手本にしてほしいバッティングフォームですね。
お手本にしたい左バッター2:筒香嘉智選手
2020年にメジャー挑戦を決めた筒香選手は、とにかく軸がブレない、無駄のないバッティングフォームです。
動画では逆方向へスタンドインさせています。アウトコースのボールであっても、腰をしっかり回転せて「引っ張るようにして流す」バッティングフォームは非常にお手本になります。
また「軸がブレる」と指導される人は、筒香選手の軸が全くブレないフォームを参考にしてみましょう。足をあまり上げないバッティングフォームが、それを可能にしているとも考えられます。
お手本にしたい左バッター3:高橋由伸選手
個人的に、プロ野球界で最もかっこいいバッティングフォームを挙げるならば、高橋由伸選手のバッティングフォームです。
足を高く上げるにもかかわらず、軸は全くブレず、お尻は壁を作り、大きなフォロースルーで振り抜く…
もはや芸術的なバッティングフォームだと思います。
振り抜いた瞬間のフォームが美しいです。右足のつま先が正面を向かずに、ややホームベース方向を向いていることが「壁」を作る上でのポイントですね。
さらにテイクバックを引いたとき、軸足が小さく飛んでいるのが分かります。これは後ろ脚に「タメ」を作ることにつながっています。
バットのヘッドはヘルメットより前方に出さず、若干寝かせることでバットをコンパクトに出しやすくしています。初心者であればぜひお手本にしてほしいフォームですね。
お手本にしたい左バッター4:丸佳浩選手
体(またはその一部)が止まった状態(静)から(動)へ持っていくのは、大きなエネルギーが必要です。しかし(動)から(動)はコントロールしやすく、エネルギーも小さくて済みます。
丸選手のグリップの位置を見ていると、テイクバックに入ってから常に上に下に動いているのが分かりますか。バットを打ちたいところに通しやすくするため、グリップが動いていると考えられます。
右バッターにも言えることですが、やはり(動)⇒(動)の方が体は動かしやすいです。とくにグリップはバットコントロールにかかる部分なので、参考にしたいプロ野球選手のバッティングフォームですね。
お手本にしたい左バッター5:阿部慎之助選手
元巨人阿部選手は、左バッターであればぜひともマネして欲しい選手。
- ほとんど立ち位置から足が前に出ていない
- (動画では確認できませんが)ツイスト打法
- フォロースルーの大きさ
もしもあなたが左打ちで、誰かマネしたい人が決まっていないのであれば、阿部選手をおすすめします。
とにかく無駄がないのです。そして、阿部選手の代名詞ツイスト打法を習得するメリットがこちら。
- 三振率が下がる
- 変化球に大幅に対応できる
- 多少タイミングをずらされても調節可能
下に詳しい記事を書いているので、ぜひ参考にしてください。三振率が減り、ヒット率が上がること間違いなしです。
ツイスト打法にこだわらなくても、この記事に書いた論理は知っておいて、実践できなければ今後のステップアップにはなりません。

お手本にしたい左バッター6:村上宗隆選手
同期の清宮幸太郎選手や中村奨成選手を押しのけて、「村上世代」の名をほしいままにしているのが村上宗隆選手です。
「前でとらえろ」と言われたことのある選手は、ぜひ村上宗隆選手のミートポイントをお手本にしてみてください。
かなり前でとらえていることが分かります。
また、どっしりした下半身(構えたときの左股関節に出るユニフォームのしわの深さ=割れ)は、多少低いボールでも対応できる構え(動画1:00あたり)です。もはやこれをホームランにするのは「えげつねえ」。
筒香嘉智選手と似ているバッティングフォームではありますが、フォロースルーのヘッドが肩と同じ高さである点などは、非常にお手本にしたいところです。

何だか自分の理想とするバッティングフォームが見えてきました!

他にも阿部選手や糸井選手の「ツイスト」や、浅村選手もお手本としてほしいがな!

いろいろあると目移りしそうですね。

今回はあくまでも俺の主観がたっぷり入った紹介だからな!結局最終的に合う、合わないの決めるのは君次第だ!
(ピッチングフォームもお手本を探したいという方はこちら↓)

かっこよくてお手本にしたいプロ野球選手のバッティングフォーム9選!:まとめ
個人的な主観がたっぷり入った「かっこよくてお手本にしたい」プロ野球選手のバッティングフォームは
右バッター:中村紀洋選手、中村剛也選手、坂本選手、内川選手、井端選手
左バッター:松中選手、筒香選手、高橋選手、丸選手、阿部選手、村上選手
の9人です。主観はたっぷり入っていますが、グリップの位置や、フォロースルー、下半身の使い方など、初心者だからこそお手本にしてほしい要素を示してくれています。
最終的には、自分の中で「この選手のバッティングフォームをお手本としたい」を探しましょう。