セーフティバントを決めるコツ!1本のセフティーバントで逆転勝利?

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バッティング
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この記事ではセーフティバントをする際のコツを、方法、状況、マインドの三つの視点から紹介しています。

打つだけがバッティングではありません。

セーフティバントだって
一つのバッティングです。

このコツを掴めば攻撃の幅が広がります。

ではセーフティバントの
コツはどんなことなのか。

方法や決めやすい状況、マインドを紹介します。

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セーフティバントとは

監督…とにかくヒットが打てません。いろいろ工夫しているんですけど…

一球たろう
一球たろう

バッティングに波があることは仕方のないことだしな。大丈夫。打たなくてもいい。

え?どういうことですか?

一球たろう
一球たろう

セーフティバントなら、調子に左右されず勝負できる。幸いお前は足はそこそこあるから、良い武器になるし、攻撃の幅が広がるぞ。

ぜひ教えてください!

一球たろう
一球たろう

分かった。じゃあ、まずはセーフティバントとは何ぞや、から話をするぞ。

セーフティバントとは

自分が生き残る(セーフになる)ためのバントです。

 

そのために

ドラッグバントプッシュバントができれば生き残る可能性は上がります。

(セーフティバントのための技術に必要なバントの仕方、後述してます)

 

これができるだけで

バッティングに幅が広がるため

 

ヒット(内野安打含む)を打つ可能性も高まります。

 

世界一安打を放っている男:イチロー選手も

セーフティバントが得意な選手です。

 

その成功確率はなんと6割を超えています。

 

イチロー選手も使っていた

セーフティバントとはいかに?

そのコツとは?

セーフティバントとは自分も生き残るバント

送りバント、スクイズ、セーフティバント、バントエンドラン…

 

同じバントでも種類が多くて訳が分かりません。

とくに初心者はその一つ一つの言葉を分かったふりをして聞くのが得意です。笑

 

まずはセーフティバントとは何なのか押さえておきましょう。

そうするだけで、何を注意すべきかが見えてきます。

 

セーフティバントとは「自分が生き残る」バントです。

 

だから、自分がセーフになれるような

バントでなければなりません。

 

そう考えると以下のようなことが必要であることが分かります。

 

  • 自分が早くベースにつく
  • 相手の虚をつく
  • 守備が捕って投げて、ベースカバーが捕球するまで時間を稼ぐ

 

一つ目に関しては、足の速さが重要なのでカテゴリー「走塁」で見てみましょう。

 

この記事では

二つ目と三つ目を達成するためのコツをたくさん紹介しています。

ドラッグバントかプッシュバントか

ドラッグバントとは(特に左打者)が

走りながらひっかけるように一・二塁方向にするバントです。

プッシュバントとはボールを押すようにバントをして

普通の打球以上に転がすことを目的としたバントです。

ドラッグ・プッシュができれば、

セーフティバントが決まる確率は高くなります。

 

~バントがたくさん出てきて

訳が分かりませんね。笑

 

ついでにドラッグもプッシュも

バントの技術名の一つの名前だと思ってください。

 

ようするに

より守備を混乱させたり、アウトにするまでの時間を稼ぐバントです。

 

では、概要が分かったところで、

セーフティバントのコツを見ていきましょう。

うまいな~~これがセーフティか。

一球たろう
一球たろう

後でも紹介するが、「ここぞ」の場面でセーフティが決まれば、一気に試合が決まることもある。

セーフティのコツは、バント全てに通じる考え方もあるから、身に付けておいてほしい技術だ。

セーフティバントを決めるコツ:方法

一球たろう
一球たろう

よし。じゃあさっそくセーフティを練習していくか!

質問があるんですけど、同じバントですけど、送りバントと「同じ」ところはあるんですか?

一球たろう
一球たろう

あくまでバントはバントだ。通じているところは大いにあるから、下の記事でもバントのコツは確認しておいてほしい!

「怖い」バントのコツ軟式編!少年はこのコツで9割成功した
この記事では、軟式の場合のバントのコツを紹介しています。初心者にとってバントのコツはつかみにくいもの。試合でサインが出た時は緊張する場面ですよね。「自分はアウトでもいいから」なんて気休めにもなりません。そんな方に朗報!コツさえつかめば、軟式のバントは簡単です。バントの基本から、軟式ならではの考え方を紹介します。

上の手(右バッターは右手、左バッターは左手)でボールを掴む

上の手でボールを掴むについては、上の記事でも紹介しています。

しかし、セーフティバントの場合、よりそれを意識することがコツです。

 

また、上の手を意識する分

反対の手はバットを支える程度に極力軽く持っておきましょう。

 

セーフティバントを成功させるには

一発で成功させないと、相手が警戒します。

 

警戒した相手にセーフティバントを決めるのは難しいです。

 

だからこそ

空振りは極力したくありません。

 

バットにボールを当てるには

 

「上の手(右バッターは右手)でボールを掴む」

 

イメージを持つことで、成功確率はぐっと上がります。

 

大抵バントが上手くできない人は

「バットを当てる」のイメージが強く、「上の手で掴む」感覚がありません。

 

当然バットに当てるのがバントなのですが(僕は以前指に当てました)

大げさな話、上の手で掴めば絶対にバットに当たりますよね。

 

相手の虚をつくために

一発で決めたいのがセーフティバントです。

 

「上の手でつかむ」イメージを手に入れるための練習があります。

 

ゴムボールなどを投げてもらい

上の手のみで持ってバントをする

 

この練習が安全で、効果的な練習です。

試してみる価値は十分ありますよ。

際どいセーフティバントのコツは「ベースの角度にバットを合わせる」

セーフティバントはピッチャーがさばくような打球だと

アウトになる確率が高くなりますよね。

 

なるべくライン際に打球を転がすのが

セーフになるためのコツです。

 

では、ライン際に打つためのコツは何か。

 

ベースの角度にバットの角度を合わせる

特別何もしなくてもボールはライン際を転がります。

図はファースト側です。

サード側にするにはベースの反対側の赤いラインに合わせます。

 

この角度で構えられれば間違いなく、狙った方向にボールが転びます。

 

送りバントも同じ要領です。

 

「どうしてもピッチャー前にいく」

「思った通りの方向に転がらない」

 

子どもにはぜひ、これを教えてください。

 

この角度に合わせると

 

びっくりするぐらい

バットに角度をつけなければいけません。

 

「これ大丈夫かな。ファールにならないかな」

 

と思うほどです。

一度騙されたと思ってやってみてください。

 

必ず、狙ったところに転がります。

 

また、図のようになるべく

 

ベースの前でバントをしてください。

 

そちらの方がフェアゾーンが広がります

ラインのギリギリを狙いやすくなります。

ドラッグバントとプッシュバント

ドラッグバントにしろプッシュバントにしろ

まず大事にしたいのは先ほどの「バットの角度」です。

 

バントをしようと

 

構えたとき

 

に角度を固定できるようにしてください。

 

初心者は大抵

 

当たる瞬間

 

に角度を調節しようとしています。

 

角度が合えばあとは、ボールを押し込む力が違うだけです。

 

押し込む力が弱ければ当然ボールは

キャッチャーやピッチャーがさばく位置に転がります。

 

一方「力強く押し込んで」

内野手にボールをさばかせようとするのがドラッグやプッシュです。

 

ドラッグは「引きずる」という意味で

左バッターが進行方向(一塁側)に走る力を利用します。

 

だから、力強く押し込むための源は「走る」力です。

そのため、走りながらバントをする必要があります。

 

以下の順でやってみてください。

  1. バットの角度を合わせる
  2. ボールを当てる高さにバットを持ってくる
  3. その高さをキープしたまま走る

 

注意点としては

  • 上の手(左手)でつかむ
  • 目を切らない

この2点は注意してください。

とくに目を切ってしまうことが多くなります。

 

これがドラッグバントのコツです。

 

次にプッシュバント。

 

プッシュはその名の通り「押し込む」の意味です。

押し込むための力の源は手となります。

 

右バッターの場合、押し込む先はファースト側が良いです。

その理由はサード側は押し込みにくいから。

 

手順は以下のようになります。

 

  1. バットの角度を合わせる
  2. なるべくボールを引き付けて押し込むように当てる

 

右バッターがプッシュバントをするときに

以下のコツを押さえておくと、上手なバントができます。

 

  • ボールがバットに当たる直前に押し込む
  • 腕ばかりでなく、ファーストに走る力も利用する

 

どちらの点も「腕を使いすぎない」ための方法です。

 

腕を使って押し込むことばかり考えると

どうしてもボールとバットの位置がずれてしまいます。

 

その結果うまく転がりません。

 

だから当たることが確実になるまで引き込み、走る力も利用して

ボールとバットのズレをなくすことがコツです。

 

ドラッグにしてもプッシュにしても

セーフティバントとして生きるためには、これまで挙げたポイントは大事にしてください。

何だか難しそうですけど、結局送りバントの延長線って感じですね。

一球たろう
一球たろう

そうだな。とにかく送りバントができるようになることが大事だ。

他に注意点はありますか?

一球たろう
一球たろう

後でも言うが「慎重になりすぎないこと」。「成功させよう、成功させよう」になると失敗する。ファールでもいいからぎりぎりを狙ってやった方が成功率は高いな。

セーティーバントを決めるコツ:決めやすい状況

「この状況なら絶対決まる」なんて時はありますか?

一球たろう
一球たろう

100%はないが、「まさかここで!?」という場面は決まりやすいな。

「まさか」の場面ってことですね。まさかだけに相手も動揺しそうですね。

一球たろう
一球たろう

俺が高校の時、9回2アウト1点差で負けてて、先輩がまさかのセーフティバントを仕掛けて成功し、試合の流れが変わって、最後には逆転サヨナラ満塁ホームランになったゲームがあったな。それくらい、「まさか」の場面でのセーフティバントは効果的だ。

それはすごいっすね!

一球たろう
一球たろう

間違いなくあのセーフティバントが流れを変えたな。見ているこっちもびっくりだもん。

セーフティバントが決めやすい状況は

 

「まさかここで」

 

と相手が思う場面です。

 

「まさか」のショックが大きいほど

試合の流れは変わりますし、一発逆転にも持ち込めます。

 

状況を見極めることも、セーフティバントを決めるコツと言うことです。

 

もちろんバントなのでリスクもあります。

セオリーも見ながら、セーフティバントを決めやすい状況を見てみましょう。

セーフティを決めやすいカウントや状況

以下がセーフティバントを決めやすいカウントや状況です。

 

  1. 先頭バッターの初球
  2. 1ストライク目を空振りしたあと
  3. 2ストライク追い込まれているとき
  4. 無死・一死ランナー二塁のときのサード側
  5. 9回2アウト(度胸がいります)

 

1については、回が変わった一発目ということです。

とくにピッチャーが前の回にランナーをして(ラストバッター)終わったときは有効ですね。

 

2については僕のチームでよくやることです。

初球のストライクを振りにいくと、多少「セーフティはないな」と油断します。

 

もちろん打席に入る最初から考えるのではなく

ピッチャーの球を見て「これは打つのは難しいな」と思ったときに

セーフティバントに切り替えるのもありです。

 

3については「まさか」の場面ですね。

なぜ「まさか」なのかというと、リスクが大きいからです。

 

2ストライクからバントをして、ファールになると

「打つ気がない」という理由から3バント、1アウトになります。

 

リスクはありますが

成功すればピッチャーの動揺を誘うことができるカウントです。

 

4については、サードが動きにくい状況。

ベースカバーにも入る可能性があるので、思い切って突っ込んできにくいです。

 

また、盗塁を警戒したり、バッターを見たりと

ランナーが二塁にいる時のサードは忙しく

慣れていないサードはバッターを見ていないときがあります。

 

5については経験です。

リスクがでかすぎますが、試合をひっくり返す爆発力があります。

相手サードの熟練度

ファースト方向はアウトにするベースが近いため

多少慣れていない守備でもアウトにすることはできます。

 

しかしサードの場合は

 

  • 早く打球を捕球
  • 正確な判断
  • 正確な送球

 

が必要なため

慣れていないサードが相手だとセーフティバントはやりやすいです。

 

それをどこで判断するかというと

 

試合前に行われるノック

 

です。

このノックは情報の宝庫になります。

 

相手サードの肩の強さ、ボールへの入り方、その早さ、

すべてを見たうえで「今日はセーフティーをやろう」と決めてください。

 

また、どんなに上手なサードでも

油断をしているときがあります。

 

サードベースより後ろに下がっていたり

投球時に腰が落ちていなかったり

 

このような時は狙ってみるのも一手です。

 

セーフティバントを決めるコツは、相手の守備力を観察することから始まります。

逆にサードの守備力が完璧ならば、ファースト側に転がせば良いのです。

考えなしにセーフティを仕掛けるのではなくて、相手の気持ちになってセーフティを仕掛けるということですね!

一球たろう
一球たろう

そういうことだ!また、失敗でもやってみて出てくる相手の守備の弱点もあったりする。ボールだけでなくて、カバーはどう動くか、カバーのカバーは動いているか、グランド全てに目を配っておくことが大切だ。

セーフティバントを決めるコツ:マインド

セーフティバントを決めるための方法、状況を確認したら後は、

仕掛ける直前のマインドが大切です。

 

とくに初心者は「やろう、やろう、やろう、成功させよう」と

一生懸命になってしまい、コツを外してしまいます。

 

確かに「仕掛ける」「虚をつく」作戦なので気持ちは分かりますが、

平常心と冷静な心が成功へのコツです。

ファールでもいい

 

セーフティバントを決める上で

大事なマインドは

 

「ファールでもよい」

 

ということです。

 

もちろん2ストライクからではいけません。

アウトになってしまいます。

 

ただ、警戒している相手に対してセーフティバントを決めるとなると

これだけしかなく、意外と難しいものです。

 

だからこそ、相手が「まさか」と思う場面で仕掛けることで

赤いゾーンは大きくなります。

 

赤いゾーンに入れるためには

 

「ファールでもいいからぎりぎりを」

 

のマインドを持つことがコツです。

 

成功させることが第一ですが、セーフティを試みることで

相手には「セーフティもある」というプレッシャーを与えられます。

 

もし、相手のサードが普段送球ミスをしている選手であれば

そのプレッシャーは絶大なものとなり得ます。

 

あくまでセーフティバントは

「自分が生き残るバント」と考えましょう。

 

成功させる>プレッシャーを与える>アウトになる

 

このような関係です。

やるなら「ぎりぎりを狙え」。

ランナーを送る重視か、自分が生きる重視か

チームの監督の考え方にもよりますが

僕は一死ランナー二塁の状況でセーフティーバントを仕掛けるのが好きです。

 

なぜなら

 

送る場面としても効果的だから。

 

このときの僕の頭の中は

 

「バッターがヒットになればベスト、アウトになってもランナーが進めばベター」

 

と考えています。

 

だから一言にセーフティバントといっても

状況によっては「送り」の要素も入っている、ということです。

 

結局は「バント」なのです。

 

送ることを重視した場合

何よりも確実性が大切です。

 

多少スタートは遅れても良いので

まずは転がすことを考えましょう。

 

一方、自分が生きることを重視した場合

 

先ほどのように

「ファールでもいい」マインドで仕掛けましょう。

 

このマインドやコツを持っておけば

セーフティバントという一つの作戦にも幅が広がります。

セーフティも奥が深いんですね。

一球たろう
一球たろう

ようするに頭の使い方。野球は一球で全く状況が変わってしまうからな。状況に合わせた引き出しを持つことが打てなくても勝てる要素になる。

さすが、ド素人ばかり指導するだけありますね。

一球たろう
一球たろう

本当に大変なんだぞ…こっちの「普通」がお前たちの「普通」ではないからな。

セーフティバントを決めるコツ!1本のセフティーバントで逆転勝利?:まとめ

セーフティバントは自分が生きる(セーフになる)バントで、ドラッグバントやプッシュバントが多く用いられています。

 

セーフティバントを決めるコツは、上の手でボールを掴む感覚、ベースにバットの角度を合わせることがコツになります。

セーフティバントを決めやすい状況は、カウントや守備の様子をよく観察することが成功のコツであり、成功しやすい状況と言えます。

セーフティバントを決めるコツとして、「ファールでもいい」「送るを重視するか、生きるを重視するか」というマインドを持つことも大切です。

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