監督としてはもちろん、お父さんとして息子の野球に関わっていると「審判してくれ」と頼まれます。
塁審ならまだしも、とんでもないときは球審もやらなければなりません。
最初はチームの備品を借りていたはず。
でも、もう何回かやったなら、審判道具を少しずつ揃えてみませんか?
どうせこれからも頼まれますので。笑
野球の審判道具を持っているお父さんはかっこいい
お父さん、ちょっと審判できたりしないですか?
ええ!?私がですか!?野球はやったことありますが、審判となると少し自信はないですが…
いやいや、そんなに緊張しなくても大丈夫です。少しお助けいただけたら、非常に助かります。
うーん。分かりました。監督さんの頼みなら、やってみます。
といった形から、お父さんはだんだん審判を頼まれるようになります。
一度できたら二度目、二度目があるなら当然三度目です。
でも、頼られるってうれしいし、審判もちょっと楽しいって思ったからこの記事にたどり着いたのでは?
審判道具と言っても、値段もそこそこするし、どうせ買うなら安くて扱いやすくて、安全なものの方が良いですね。
しかし、チーム備品の審判道具は臭いことが多いです。
インジケーターが妙に硬いこともあります。
まずは絶対持っておくべき審判道具を紹介します。
絶対に持っておきたい審判道具
審判をやるのであれば、一つずつでも良いので、こちらの道具をコンプリートしましょう。
- インジケーター(SBO確認用の道具)
- 主審用マスク
- プロテクター
何よりも先に、ストライクやボール、アウト数を確認するためのインジケーターは持っておきましょう。
塁審をやる上でも持っておくと便利です。
また、主審をやるのであれば、安全のためにマスク・プロテクターが必要です。
小学生の球であっても、J号球は硬いため、身体に当たると簡単にあざが残ります。
また、喉に当たると、しばらく呼吸困難でのたうち回ることになります。
安全第一で審判をやりましょう。
野球の主審をやっててファールが胸に直撃した所が鬼痛い…
ましてや、全身筋肉痛だし…
もう歳だわ┐(´д`)┌ヤレヤレ
— 中井 (@METRICS_428) October 17, 2016
持っておくと便利な審判道具
監督は、他チームの試合の審判をします。
当然一球たろうもやってきましたが、最初は上記の最低限必要な道具で審判をしていました。
しかし、あるとき今から紹介する便利な審判道具をもらい受け、以降、それが手放せなくなりました。
- ボール袋
- ハケ
ユニフォームのポケットにボールは入るには入りますが、動きにくくなります。
また、ぎちぎちに入れたポケットから、プレー中にボールがはみ出ると、思わぬハプニングにもなるでしょう。
さらに、主審はホームベースを基準に判定をするので、ホームベースに土が被ると正しくジャッジできません。
ハケがあれば、さっとベースをはけるので持っておくと便利です。
野球の審判をやりつくした一球たろうおすすめの審判道具
ここからは、監督として長く審判も務めてきた一球たろう愛用の審判道具を紹介します。
基本的には、審判初心者のお父さん方も使いやすい道具です。
回しやすく手になじみやすいインジケーター
SSKから出ているこちらのインジケーターをおすすめする理由がこちらです。
- 軽い
- 大きめで手にフィットしやすい
- カチカチ感がはっきりしている
- 一番使うボールが左手親指部にある
インジケーターで一番気にするのは、カチカチ感です。
実際に目で見ながら回すわけではないので、カチカチの感覚に頼らなければなりません。
このインジケーターはカチカチ感がしっかりしています。
ただ、最初は若干硬く、人によってはそれが嫌かもしれませんが、次第に馴染んできます。
また、一番カウントが動く「BALL」を力の入れやすい親指で動かすので、カウントは回しやすいです。
ネットにはこのような意見もありました。
最下段がイニングではなくスコアなのがいいです。
主審やるとついつい得点が、、、
主審は何点入ったのか覚えておく必要があります。しかしこれが意外と分からなくなるんですね…
このインジケーターなら、プレーを見ながらそれが記録できる点で便利です。
安全で見やすいマスク
審判用のマスクは、安いものだと3000円台のものがあります。
しかし、できればそれは買わない方が良いです。
安いマスクは、顔をガードする網が無駄に太く、ただでさえ狭い視界が余計狭くなり、ジャッジがしにくくなります。
また、ボールが当たった衝撃が緩和されずに、直でアゴにきます。
ピッチャーの球が速いと、マジでアゴがなくなったんじゃないかという感覚にもなります。
高いものでは、30000円台ものものありますが、最初は1万円を切るくらいものもからでも十分です。
また、たまに顔当てのスポンジが、布のものもあります。
あれは、人に貸したときに臭くなって返ってくるので、なるべく汗やつばをふきとりやすいビニール製が良いです。
フレームがスリムで視界が広く見易いです。
適度な重さです、どちらかと言うと軽め!
ネットでもこのような声が。
軽いという点も、疲労軽減の観点から必要ですね。
プロテクターは安全を取るか動きやすさを取るか
プロテクターについては、安全を取るか動きやすさを取るかでおすすめは変わります。
まったくの審判初心者から始めるならば、安全を取る方が良いです。
アウター式
野球漫画やアニメで球審がよく持っているやつですね。
圧倒的に防御面積が広いです。
「これで痛い思いをしたことは、長い審判生活の中でもない」
一球たろうの審判ライフの中でも、このプロテクターをつけるときの安心感はNo.1でした。
(もちろん顔や首、足は別の話)
後に紹介するインナー式と比べると、熱がこもらないので、夏もインナー式より快適です。
しかしインナー式よりはるかに動きにくく、本格的に審判をする(動き回るとき)場合には向いていません。
インナー式
インナー式は、圧倒的に本格的な審判っぽさが出ますし、動きやすさが格段に違います。
アウター式はセーフがしにくいし、卍ポーズもできません。
また、持ち運びもかなり楽です。
20000円~30000円程度するものもありますが、今回紹介しているSSKのプロテクターでも、小・中学生の球くらいなら痛くありません。
値段も良心的で、お父さんのお財布にも比較的優しいプロテクターです。
幅広いハケ
ベースにかぶった土をはくためのハケですが、圧倒的に幅広い方が便利でスピーディーです。
小さなハケの方が安いし、持ち歩くには便利ですが、小さいハケはきれいにするまで10回以上ははきます。
一方幅広いハケは、3回程度でも十分です。
ピッチャーや試合のリズムを崩さないためにも、審判の行動はなるべく短く。
審判道具選びには、ちょっとしたプレイヤ―のための思いやりを持ちましょう。
ポケットに入れるより効率的なボール袋
審判用ボール袋があれば、ポケットに何個もボールを入れるわずらわしさが解消します。
ポケットに入れておくと、本当に動きにくいし気が散りますよね。
腰を低くしたときに、おしりを押されるような感覚になりますし。
野球のユニフォームをしていても、ベルトさえあれば装着可能なので、監督にもおすすめです。
写真にはないですが、内ポケあって良かった。
ボール袋の内ポケには、先ほど紹介したハケを入れておくと、かさばりません。
審判用スラックス(ズボン)
ボール袋は基本的にベルトを通して固定します。
そのため、ベルトを通せるズボンが必要です。
ここで紹介した審判用スラックスは、最近の大会でも指定されることが多い「チャコールグレー」です。
「チャコールグレーとは何ぞや」と思うかもしれませんね。色のことです。
3シーズン通して活動でき、暑い中でも通気性が良く涼しいと評判です。
主審用シューズ
球審用シューズまでそろえている人は、ガチの人です。
でも、これでチップの怖さと痛さは多少軽減します。
普通のトレーニングシューズだと、現代のトレーニングシューズは薄くて軽い分痛いんですよね。
なお、審判用シューズのカラーはブラックという指定があります。
アップシューズでも、なかなかブラックは買わないですよね。
まずは、ブラックのアップシューズで、粘着テープ式(これがボールから守ってくれる)からでも良いと思います。
何より安いです。
このあたりが、一球たろうとしてはおすすめの審判道具です。
全部をいっぺんには揃えられないので、まずは絶対必要なものからですかね。
それなら、マスク&インジケーター、そしてプロテクターの順がお財布にも優しいですよ。
分かりました。ちょっと今から考えてみます。
審判をやる上では、やはりルールをきっちり覚えておくことも重要です。
以下の記事で聞かれていること、わかりますか?
【お父さん用】野球の審判をやる保護者におすすめの審判道具を紹介:まとめ
審判を始めたばかりで、これからもちょっと審判に興味があるのなら、道具を少しずつ購入すると良いでしょう。
- インジケーター
- マスク
- プロテクター
を揃えることを、まずは目指してください。
2万円あればそれなりのものが揃います。
また、安全性が最も大切なので、あまり安すぎるものはレビュー等もしっかり確認してください。
余裕ができてきて、もっと高みを目指すのならば他の小道具もそろえると良いでしょう。