冬が終わり春が来る!ボールをさわった練習やろう!…何しようか?

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良き指導者のために
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野球部の冬の練習はしんどいです。そりゃもう毎日が地獄です。

しかし、それも1月が終わってしまうと、選手はワクワクし始めます。冬が終わるから。

ここで指導者として困るのは、「さて体力は向上したけどどんな練習をして感覚を戻そうか」です。

一球たろうがやっているメニューとおうちでさせたいメニューを紹介します。

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一球たろう
一球たろう

監督歴10年の一球たろうがご紹介します!

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冬の練習が終わった!いよいよ「野球」が始まる!

う~~~毎日しんどい。つらい。ランニングはもういい…ボール触りたいな~

一球たろう
一球たろう

よし!ボチボチ野球を本格的にやっていくか!

やった!やっとボールに触れる!監督!バッティングやりたいです!一日中打ちたいです!

一球たろう
一球たろう

まあまてまて、冬の練習が完全に終わったわけではないし、今いきなりバッティングやったらケガするぞ!

それじゃあどんな練習をするんですか?

一球たろう
一球たろう

指導者によって考え方はいろいろあるが、今回は俺のやり方を紹介するぞ!

長い冬(選手にとっては特に)が終わる。選手にとって歓喜の瞬間ですね。

走って、走って、走りまくったかと思うと、ウェイトトレーニング、素振り、基礎練習…

それが冬のトレーニングです。中にはボールを一切触らなかったというチームもあるでしょう。

指導者はもちろん、春を意識して2月に入るとボチボチボールを使った、いつものメニューに戻そうとします。

しかし感覚的なものは、戻すのに時間がかかる。どうしようか。

こう迷っている指導者は、ぜひ「一つのやり方」と思ってちらっと見てください。

冬開けの練習は「半分冬、半分春」

一球たろうは、冬開けの練習は「半分冬、半分春」を意識します。

指導者としては、野球はしたいけど、せっかく向上したフィジカルが落ちるのを嫌いますよね。

まずは冬開け後に意識する練習の方向性をご紹介します。

体力が落ちるのは仕方ない

冬開けといえども、まだ寒いしいつものメニューに戻すのは躊躇します。

しかも指導者は「せっかく体力向上したから、冬練を少なくすると体力が落ちる…」と考えがちです。

そりゃ毎日走ったり、ウェイトしたりしてたので、フィジカルトレーニングが減れば当然体力は落ちます。

でも野球って力や体力ばかりじゃないですよね。それこそ「センス」という言葉で表現されるやつ。

それを冬後半?春前半?の2月ごろは、そのセンスを磨く時期と一球たろうは考えています。

じゃあ冬開け後はどんな練習をやるのか

冬開けといえども、まだ2月で日が落ちるのは早いし、何より寒いです。

なので前半は「変わった身体を使いこなせるように」、後半は「冬練のやり残したこと」をやります。

前半の練習メニュー

できれば冬の間もずっとキャッチボールはさせておきたいですが、紹介するのは、ボールを一切触らせていないパターンとし、メニューをプランAとBの二つに分けています。

まずはプランA

  • アップ(ストレッチ入念に)
  • キャッチボール(近距離のスナップスロー、遠投、塁間の全力スローイングは入れて30分取りたい)
  • ボール回し(いつものメニューの半分ずつで良い)
  • フリーバッティング(1人10球程度でよい)

プランB

  • アップ(同上)
  • キャッチボール(同上)
  • ノック(キャッチのみ、できれば外野内野分ける)

守備について、「投」と「捕球」は別々にしています。

冬の反復練習で習得する守備の動きって、大体「投」と「捕球」は分けていますよね。それは継続します。

打つことに関しては、やはり「前から来るボール」を見ること、そしてタイミングを合わせることを重視しましょう。

冬の間に進化したスイングスピードは、冬前の比ではないはず。

ここでこそ、遅い球を「呼び込んで打つ」を習得させましょう。

後半の練習メニュー

後半の練習は、冬の練習の延長としましょう。

  • ベーラン
  • 素振り・ティーバッティング
  • ウェイトトレーニング

ランニングなどの有酸素運動をやめた、野球の試合の中でやる動きを多めにやります。

ウェイトトレーニングについては、冬本番ほどせずに、3日に一回程度で考えています。

また、新ルールの確認や対策は必ず冬の間にやっておきたいですね。

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家の自主トレでやりたい冬開けのトレーニング

冬の練習が開け始めて、センスを磨く・鍛えられた身体の使い方を覚えるのが本練習と考えましょう。

では、家の自主トレーニングでは何をやるべきでしょうか。

一球たろうの考えは、「家では冬の練習と同じことをやりなさい」と指示します。

  • 走り込み
  • 体幹・ウェイトトレーニング
  • 素振り・ティーバッティング

こういったことが考えられるでしょう。

やはりこれまで体力向上のトレーニングばかりだったので、そのトレーニング量が減ると、当然体力は少しずつ減少します。

それをキープし、むしろ強化は続けたいものです。また、食事量もガンガン増やしていきたいですね。

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いきなりバリバリバッティングやノックというより、身体の動かし方を確認していくって感じですね!

一球たろう
一球たろう

冬の練習から鍛えられた身体は、筋肉量の増量によって重くなっている(感覚が違う)。野球に合わせてそれをすり合わせるってことだな!

確かにスイングスピードは上がってるし、これまでワンバウンドで投げてたところが、筋力アップでノーバウンドで良くなっていることもありますよね。

一球たろう
一球たろう

そうそう。それを一個ずつ確認し、フィジカルアップした身体とこれまでの感覚の違いを調整するのが2月だ!それができれば、3月の試合から一気に結果が出ると思うぞ!

冬が終わり春が来る!ボールをさわった練習やろう!…何しようか?

冬の練習が開け春を意識し始める2月は、センスを磨くトレーニングを一球たろうはやっています。

ただし、冬の練習で上がった体力は、トレーニングをしなくなることで多少は下がります。

これを自主トレや日が暮れた練習の後半の時間に取り入れつつ、練習前半ではノック・フリーバッティングなどを取り入れていきたいです。

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