コロナショックの影響がまだまだ残る2021年7月現在。
東京オリンピックの開催が決定し、どうにか盛り上げたいところですが、いまいち盛り上がりきらない現状と、盛り上がりを許さないコロナの状況。
「そういえば去年の今頃は、高校野球の甲子園大会開催ぜひについて話題になってたな」
最近ふと以前書いた記事が気になり、今回このような記事を思いのままに書いてみました。
コロナショックが継続する中甲子園予選スタート
2020年の7月。コロナウィルス蔓延防止のため、甲子園大会やそれに向けた地方予選が中止されました。
今改めて振り返ると、現状に比べ「軽い」状況であったことに「あの時開催できたのでは?」と正直思うところもありますが、命を守る行為に感染者数がどうのこうのは問題ではありません。
昨年より厳しい状況の中、甲子園へ続く予選大会が開催されていることは、単純に一人の野球人として嬉しいです。
感染対策をしつつも白熱した勝負が繰り広げられる
地方大会の結果が、地元ニュースで取り上げられる…
2年越しのニュースに、「夏が来たな」と感じます。昨年は監督から「今年の夏は甲子園がない」の声を聞いて、打ちひしがれ、崩れる選手たちの姿が映し出されていましたからね。
こうしてコロナ下においても、熱戦が繰り広げられるなか、感染対策も必要です。
それぞれの高野連から、さまざまな感染予防対策が採られているようです。
コロナ下での予選大会における感染予防対策
高校野球の大会開催にあたり、いろいろな感染対策が採られています。
- ロッカールームなど共用での徹底消毒
- 挨拶はなるべく控えめの声で一礼
- 握手は基本的にしない
- 応援ではブラスバンドを演奏せず、録音音源を流す
- ボールボーイ、監督、記録員、責任教師はマスク着用
- マウンドに集まったときはグラブで口を覆う
- ボールを触った手で、目・鼻・口を触らない
最後の二つは少し笑ってしまいました。グラブで口を覆っても、それでボールつかんで…
ボール触った手で顔を触らないというのもなかなか…
まあ、仕方のないことです。これを遵守しないと、甲子園に続く大会が開催できないのであれば、誰だって我慢しますよね。
甲子園大会ではどんなコロナ感染対策が考えられる?
甲子園大会ともなると、やはり全国から人が集まるわけですから、厳重な管理体制が敷かれるようです。
以下は春の選抜大会での対策です。
- 応援で大声や歓声を出すことを禁止(放送での呼びかけ)
- 飲食時の会話を控えさせる(放送で呼びかけ)
- 売り子なし
- 入場口での検温、消毒
- インターネットでのチケット購入の際、政府公認の感染対策アプリのインストールを要請
- ビニール手袋を使ったチケットの回収
- 宿舎での外出や来客、取材を控えさせる
選抜大会で行われたコロナ感染対策は「完璧」とまで評価されています。
おそらく夏の甲子園大会でも、同様のコロナ感染対策は採られるでしょう。
個人的には熱闘甲子園が(今年は見られるんだ!)、選手宿舎を訪れて取材するシーンが好きなのですが、それは無理そうですね。
新たな問題も発生しているようです
現在情報化の波に対応して、各高校野球連盟の支部がTwitterなどを使って情報発信しているようです。
それで試合の結果などが分かるようですが、そのコメント欄で誹謗中傷などが見られています。
中には選手を批判するようなコメントもあるようですが、相手は「高校生」です。それを批判するのは、お門違いであり、場違いです。
あくまで素人がプレーし、イベント開催する会社などとは違った団体が開催する大会です。
みんなが安全に快適に使用できる空間にしませんか?
昨年の三年生の分まで暴れてほしい第103回高等学校野球選手権大会
とにかく2020年の夏は、さまざまなイベントは中止、すべて中止、甲子園も中止、と何も行われない夏でした。
しかし2021年は、延期されたとはいえ東京オリンピックがあり、そして甲子園が開催されます。
一球たろう自身としては、やると決まれば、しっかり盛り上がるように応援したいと思います(感染対策として部屋の中から)。
冒頭に述べたように、昨年のニュースに出た、ある三年生選手が「甲子園中止」の一言に打ちひしがれ、崩れる姿が目に焼き付いています。
今年大会に出場する選手には、昨年の三年生の分まで暴れ回ってほしいものですね。