カーブはこうして打て!6月21日巨人・阪神戦に見たカーブの打ち方

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バッティング
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この記事ではプロ野球の実際の試合においてみられた「カーブの打ち方」を紹介しています。

「何でカーブ投げるの…?」と言っているあなたは、カーブ打ち方がわからない方かその子を見守る保護者のはず。

初心者にとって変化球の最初の鬼門がカーブでしょう。その打ち方や練習方法を「実際のプロの試合」から、学び取りませんか?

一球たろう
一球たろう

野球指導歴10年の一球たろうがご紹介します!

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なぜピッチャーはカーブを投げるのか?打ち方なんてあるのか?

そもそもなぜピッチャーはカーブなんて打ちにくい変化球を投げてくるのでしょうか?

それには以下のような効果があるからです。

  • ストレートとの緩急をつける(タイミングをずらす)
  • その後のストレートを速く見せる
  • バットに当てにくくする

カーブを含め、基本的に変化球はバッターのタイミングをずらすものです。

さらに、右投げの投手が右打者と対峙したとき(小・中学校で多くみられる場面)は、一度浮いたように見えるカーブを「顔に当たる」と思ってしまって、身を引いてしまう光景はよく見るものですよね。

そんな意表をつくカーブは、非常に有効的な変化球と言えます。

ではそのカーブをどう打てばよいのか。次の項目で見ていきましょう。

(その前にカーブの打ち方の基本を知っておきたい方は、こちらの記事を参照してください)

簡単なカーブの打ち方!逆方向もありだけど、引っ張りだってありです
この記事では初心者にとって最初の敵となるカーブの簡単な打ち方を紹介しています。投げた球が曲がるなんて、初めて見た初心者にとっては「不可思議な現象」です。おそらく野球をした人が初めて見る変化球がカーブだと思います。その打ち方はタイミングが重要。「反対方向へ」という指導もありますが、初心者に流し打ちって難しいですよね...

カーブはこう打て!プロ野球巨人阪神戦の木波選手に打ち方を学べ

やはり実際にプロがどうカーブを打っているのかを見ることで、かなり参考にできると思います。

上で紹介した記事の中にもある打ち方を、非常に分かりやすく実践している動画です。

木波選手のカーブの打ち方:タメを長く作る

これは6月21日巨人対阪神のゲームで見られた、阪神木浪選手の最終打席です。

アウトこそなっていますが、打球自体はライナー性の当たりで悪くないと言えるでしょう。

そして投げられた球種はカーブですが、木浪選手が テイクバック⇒足を下ろ した後、しばらく止まっている様子が分かります。

カーブの打ち方で大事なことは、このタメを長く作ること。

一球たろうはこれを「1・2の3」でなく「1・2の『~』3」で振れと教えますし、ぜひお子さんにはそう教えてほしいです。

プロ選手の木波選手の打ち方「タメを長く作る打ち方」で良いこと

タメを長く作ることがカーブ打ちで絶対必要な条件です。

先ほども紹介した「1・2の『~』3」『~』を作り出すことができれば、カーブなんて怖くありません。

他の変化球に比べると、タイミングを外すことに重点が置かれたのがカーブです(プロなどは空振りを取るためのカーブを投げる投手もいますが、割合は多くありませんしジュニアになるとなおさら)。

さらに『~』を作り出すということは、基本的に「1・2の3」で振れるストレートにタイミングを合わせているということ。

つまり、『~』を付け足すことができるということは、ストレートもカーブも打てるということなのです。

カーブを打てるようになるための練習とは?

では、カーブ打ちに必須の「タメ」を作り出すための練習とはどんなものがあるのか。

実践的にカーブを見て、目を慣らすということも大切ですが、今回は家でできる素振りの中で習得する練習方法を紹介します。

カーブの打ち方練習①音を出してタイミングを取らせる

カーブ打ちでは、結局タイミングを外されても対応するタメを作れるようにならないといけません。

素振りをこのようにさせてみましょう。

  1. 手を「1・2・3」と一定のリズムで叩く
  2. 「1」でテイクバック、「2」でトップ(タメを作る)、「3」でスイングさせる
  3. 時折「2」と「3」の間に一呼吸入れて「2」の時間を長くさせる

たったこれだけでも、十分初心者たちはタイミングを崩してしまいます。一球たろうは手で叩くのが面倒だったので、バットグリップで何かを軽く叩いて音を出していました。

基本的に「1」と「2」はタイミングを変えないでください。ここはバッティングにおいて、変える必要はありません。

タメを作るには「2」と「3」の間の時間を長く取らせる必要があります。1秒開けたり、2秒開けたりさまざまなやり方で子どもを「慣れさせない」ようにしてください。

結局慣れたタイミングでボックスでスイングできるなんて、ほとんどありません。

カーブの打ち方練習②羽(シャトル)打ち

バドミントンで使う羽(シャトル)は、変化球を練習する上で非常に効果的です。

なぜなら、初速と手元の速度の落差が非常に激しく、タイミングをずらしやすいから。思いっきり腕を振り抜いても、結構な速度で遅くなりますし、そちらの方が練習になります。

そして何より、子どもがめちゃくちゃ熱中するし、少し広い場所さえあれば室内でもボール(シャトル)を使った練習が可能です。庭でも十分できるでしょう。

バドミントンで使うシャトルは、結構消耗も激しく頻繁に交換する品物。探すと意外と簡単に「処理に困っている」ものを探し出せるものですよ。

カーブってホント嫌になります。何であんなにくねくねしてるんですか?

一球たろう
一球たろう

まあ、それがピッチャーの仕事だからな。比較的簡単に投げられる変化球である分、変化球の中では比較的打ちやすいものだと俺は思っているぞ!

とにかく大切なことは「タメを長く」なんですね!

一球たろう
一球たろう

そうそう。これはカーブだけでなく、全ての変化球に共通しているものでもあるからな!全力のストレートより速い変化球なんてないんだから。

今日から家の素振りは、父ちゃんにも手伝ってもらいます!

カーブはこうして打て!6月21日巨人・阪神戦に見たカーブの打ち方:まとめ

カーブは、基本的にタイミングをずらす変化球(空振りを狙うものも大いにありますが)なので、まずはタイミングをずらされないために「タメを長く取る」ことが必要です。

その上で阪神の木浪選手が見せたカーブの打ち方は、アウトこそなりましたが非常に参考になる打ち方でした。

プロ野球選手とは「上手い野球選手」なわけです。マネしない手はありません。家での練習でも、十分タメを作る練習はできます。

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