この記事ではバッティングで打てない人こそ見るべき、バッターボックスでのメンタルの保ち方を紹介しています。
打てない…当たらない…ヒットが打てない…
野球をやる以上、バッティングがいつでも打てるわけでないことは理解しています。が、しかし、それにしても打てない。
そう考えてこの記事に飛んできているあなたに、そう思わせない方法(とくにメンタル)をご紹介します。
野球指導歴10年の一球たろうがご紹介します。
バッティングって本当に急に打てなくなりますよね…
監督…打てないです…どうすりゃいいですか?
そういやしばらくお前のヒットは見ていないな。まあ、それでもお前は頑張っているから、1番を打たせるけどな。笑
ありがたいですけど、これでチームに迷惑かけていることが申し訳なくて…どうにかしたいんです。
ボックスを見た感じ、タイミングやスイングはいつもと変わらないものなんだがな。バッティングとは急に打てなくなるもんだ。大丈夫。
…と言われても、現実に打てないですし、このままでいいはずありませんよね。
大抵打てない時に、周りは「気にするな」と言いますが、バッターボックスでは自分でもびっくりするくらい打てる気がしません。
そう言う一球たろうも、過去最大で40打席連続ノーヒットを達成したことがあります。
技術面や変えて見るべき点については、下の記事で紹介しています。
ここでは打てないときの、心のあり方、メンタルの面でどんな気持ちを持っておくべきか紹介しましょう!
バッティングで打てないと気分が沈む…それこそ最悪な悪循環
周りは「気にするな」と言って、バッティングで打てないからと言っても「心にとめるな」とアドバイスします。
はっきり言って、それが大正解なのです!!!
10回の打席で、3回打てば三割打者として好バッターに認定されます。逆に言えば、7回は打てないのです。
好バッターであっても結局その程度。10打席打てないくらいでは、なんとでもないですよね。10連ガチャをやって3回レアが出るなんて、ほとんどありません。
10連ガチャを数回やって、やっとレアが何枚か出る程度。バッティングもその程度のものなのです。
むしろ打てないからと、あれこれ考える方が得策ではありません。それはいつの間にか自信喪失につながってしまいます。
んなこたぁ分かってるんだよ!!!打てないとどうしても考えるんだよ!
当然こうなりますよね。「気にするな」で気にしないのであれば、最初から打てない悪循環に入るわけありません。
悪循環というものは、一度入るともう抜け出せなくなるからこそ、悪循環なのです。
では、気にしないようにするために、どんなメンタルを持っておくべきかを紹介します。
意外とバットが合っていないのかもしれない…
バットって結構バッティングにおける重要な要素なんですよね。
そう感じたのは、一球たろうが高校生の頃でした。
ある程度「こんなバットが好み」というのがありましたが、いまいちそれが突き詰めていられなくて、悩んでいました。
しかし、それがあるバットと出会うと、ガラッと考えと結果が変わりました。
バットを変えてみることが、あなたの打率と本塁打数の向上をもたらすかもしれません。
きっかけは単打やエラーでよい
意外と打てなくなった人が悪循環に飲み込まれるパターンの一つに、力任せになってしまう人がいます。
そりゃ100%の力でないと、1度のバッターボックスに入る価値に見合いませんもんね。しかも、打てないのであれば、なおさら100%の力でバッターボックスに入りたいものです。
はい。これが悪循環の扉。こうなると抜け出せません。
力が入るということは、長打を望んでいるということ。打てないときは、単打一つでかなり変わります。
「単打でいい」というマインドを捨てないように。だからといって、スイングを力強くしないというわけではありません。
メンタルとして、ヒット打てたらうれしいな。と思っておきましょう。また、エラーでも良いのです。
出塁すれば、悪い流れはかなり断ち切れます。凡打よりもエラーでランナーになった方がうれしいですよね。守備が下手そうな選手めがけて打ってみましょう。
徹底して基本に立ち返る
思い出してください…野球を始めたころに何を言われたのか?
いろいろな技術ややり方、方法を知ってしまっているからこそ最も大事なことを見失っていませんか?
野球をやり始めたころに教わることは、一生大事にするべき教えです。どうせ打てないのであれば、野球を始めた原点に立ち返りましょう。例えばこのようなことです。
- 三振でもいいから3回振って帰ってこい
- ピッチャーやセンターに向かって打て
- ベルトの高さは見逃すな
- 追い込まれたらバットを短く持つ
他にもコンパクトに振るなど、人それぞれでしょう。そこがあなたの原点であり、迷ったときに立ち返る場所です。
野球を始めたころのメンタルを持って、ボックスに入ってみましょう。「うまくやろう」とは思わないでください。というか、思っていなかったはずです。
打てない時には配球を読まない
どうしてもある程度知識を持つと、次にカーブが来る、次はストレートなど配球を読もうとしがちです。
だってストレート2球で追い込まれたら、誰だって変化球が頭にちらつきますよね。しかし、打てない時に配球を読んだところで、大抵外れますし、当たったところで打てません。
先ほどの項目の中にもあったように、三回振って三振して帰るだけでいいんです。
配球を読んで、外れたときは手が出ない・出せない状況になります。そうなると、せっかく打つチャンスを1度失ってしまいます。
それこそ、100%の力でバッターボックスに入っているとは言えません。来た球を、無理せずに打ち返す。
それで打てることが、バッティングにおける一番の理想の形ですよね。
転機の一つと捉える!バッティングを変えることで打てるかも?
意外と打てない時は、バッティングフォームを変えるだけで打てるようになることがあります。
先ほど紹介した別記事でも書いていますが、バットを寝かせてみたり、逆に立たせてみたり、すり足に変えて見たり…
やれることはたくさんあります。細かいところを調節しようとするのではなく、見えやすい大きなところを変えてみましょう。
また、プロ野球選手のフォームをマネて見るのもいいかもしれません。
「どうにかしたい!」ではなく、「どうにかなるだろうから、やってみたいことをやろう」のメンタルで十分です。
必ず転機は訪れます。一球たろうは、打てないときはよく、元近鉄の中村紀洋選手や元ロッテ福浦和也選手、元ホークス松中信彦選手のマネをしていました。
話を聞いていると、打てないときは、とりあえず1本を出すために「あがく」のではなく、チャンスと考えるって感じですか?
結果から言うとそうなんだが、そんな風に「あがく」とか「チャンス」とかとも考えない方がいいな!
あ~~~30%くらい気持ちが分かりました!笑
その30%が意外と大きかったりしてな!一度打てない悪循環から抜け出すと、あとはすんなり元の調子に戻るはずだ!大丈夫。「気にするな」。
バッティングで打てない人のための方法!打てないと考えることで打てない…?:まとめ
バッティングで打てないからと言って、気にするのが一番よくありません。とは言っても、気にするな、で気にしなくなることはありえませんよね。
バッティングで打てないときのマインドしては、とにかく単打やエラーで出塁することを目指すことや、野球を始めたあの頃の基本をおさらいすることが効果的です。
また、転機と思って思い切ってバッティングフォームを変えることも、非常に有効的なマインドの持ち方になります。
バッティングで打てない…と悩むなとは言えませんが、初心者のあの頃は「あーして、こーして」という思考は働かなかったはず。
その頃の気持ちを思い起こしてみましょう。